CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-225「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」(アメリカ)

2020年12月31日 20時40分36秒 | アメリカ映画
怖い時はどうする?
 森林地帯で車に乗った状態の変死体が発見され、マルドゥーン刑事とグッドマン刑事が現場にかけつける。道路が閉鎖されていたこともあり、何ヶ月も放置され死体は腐敗していた。
 遺された所持品から死体の住所が“レイバーン通り44番地”であることが明らかになる。それは2年前、グッドマン刑事が担当し、いまだに強烈な印象を残す“ランダース事件”の現場だった。
 マルドゥーン刑事は過去の事件と死体との関連性を疑い、単身でランダース事件の舞台となった屋敷を訪れる。そこで彼女は、ただならぬ存在の気配を感じる。(「KINENOTE」より)


 「呪怨」シリーズをアメリカでリメイクした「呪怨 パンデミック」等のシリーズの第4弾。

 清水崇は今回監督には当たっておらず、それらしいモノは登場するが、伽耶子も登場はしない。

 しかし、あの唸り声はたまに聞こえたな。

 
 物語は東京から始まり、ある屋敷を出て、一人の女性がアメリカへ帰国しようとする。
 幻影のようなものを見ながらも、何とか家族の元へと帰る彼女。

 その後、夫を亡くしたばかりのシングル・マザーであるマルドゥーン刑事が、相棒となるグッドマンと共に森で発見された遺体を調べる。

 その遺体が、ある住所に繋がっていることを知ったグッドマンは捜査に二の足を踏むが、マルドゥーンは単身その屋敷を訪れ、そこで思わぬものを目にすると共に、その後得体の知れぬ恐怖に襲われることとなる。

 グッドマンとその相棒が捜査にあたった2年前の屋敷で起こった事件と、それに関わった人物。
 そして、その後その屋敷に住むこととなった人物たちが見舞われる恐怖を描くのだが、時間軸を前後させて描くのは、「呪怨」らしい展開だったかな。

 異形のモノの突然の登場で何度も驚かせる。
 髪の毛を洗っていると、髪の間から腕が出るというのは、シリーズでの常套シーンかな。

 おそらく東京から付いてきたと思われるモノによって恐怖に引き込まれてしまう者たち。

 マルドゥーンも捜査をしながら、その恐怖に見舞われ、何とかそれを打破しようとする。

 しかし、そんなことで、この呪いが解けるのかなと思うようなクライマックスであったが、やはり最後はこうなるんだなという結末だった。

 畳みかけるような異形のモノの恐怖に緊迫感が高まるサスペンス・ホラー。

 直截的な恐怖シーンではあったが、興味惹かれる作品だった。

/5

監督:ニコラス・ペッシェ
出演:アンドレア・ライズボロー、デミアン・ビチル、ジョン・チョー
   ベティ・ギルピン、リン・シェイ、ジャッキー・ウィーヴァー
於:新宿シネマカリテ

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