CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-276「鬼と獣」(韓国)

2022年12月13日 01時07分26秒 | 韓国映画
今から真のトッケビを見せてやる
 犯罪組織・ペクジョン派の殺し屋ドゥヒョンは、「鬼」と呼ばれて恐れられる一方で、妻と娘を心から愛していた。
 ある日、ドゥヒョンは弟分ヨンミンが犯した殺人罪を被って逮捕される。模範囚として刑期を務めあげた彼は、出所後は裏社会から足を洗って真面目に働き、妻と娘を遠くから見守っていた。
 一方、ヨンミンはドゥヒョンへの後ろめたさを抱えながらも、組織のトップにのしあがるが。(「作品資料」より)


 〝鬼〟と呼ばれる殺し屋のドゥヒョン。
 その弟分で、ちょっと気弱な感じのヨンミン。

 ヨンミンは、幼い娘が病気のため金が必要で、そのため親分を殺してしまう。

 その罪を被って収監されるドゥヒョン。

 10年後、出所したドゥヒョンは、足を洗い、妻と娘のために生きようとする。

 暴力を受けても、やり返さないドゥヒョン。

 しかし、ドゥヒョンが出所したことを知ったヨンミンは、報復を恐れ、彼を監視するよう手下たちに指示するが、手下たちの暴走によって、その存在をドゥヒョンに知られてしまう。

 更に、ドゥヒョンの娘とヨンミンの娘が同級生で、対立。
 娘たちに事故が起こることにより、ドゥヒョンとヨンミンの対決は避けられない状況となっていく。

 ヨンミンは組織のトップまで上り詰めているのだが、ドゥヒョンに対する恐れを消すことが出来ない。

 ドゥヒョンの方は、過去を忘れ、別れた妻と、自分を父と知らない娘のために生きようとするが、過去がどうしてもまとわりついてくるという展開。

 ある種、王道的なストーリーかなという印象。

 それぞれが、過去に囚われてしまっているが故に起こってしまった激突だった。

 序盤、親分が警察の潜入者と思われる者を痛めつけている時、それを見ているヨンミンが、やけに脅えるので、ヨンミンが潜入者なのかと思ったな。

 ヨンミンはドゥヒョンを捕らえるため、娘を人質として連れ去るのだが、ドゥヒョンの取った行動は、ちょっと予測できたものだったな。

 バイオレンス・シーンは激しく、スピード感もあって惹き込まれる。

 かつては兄弟分であった二人の行き着く先がどうなるのかと気になる展開であったな。

/5

監督:キム・ヒソン
出演:チョ・ドンヒョク、イ・ワン、イム・ジョンウン
於:シネマート新宿

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