誘拐じゃないからね
ニューヨークで救命士として働くキャシー・ウェブは、生死の境をさまよう大事故にあったことをきっかけに、未来を予知する能力を手にする。
突如覚醒した能力に戸惑うキャシーだったが、ある時、偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることになる。(「作品資料」より)
マーベル・コミックの「スパイダーマン」に登場するマダム・ウェブの若かりし頃を描く作品。
マーベル初の本格ミステリー・サスペンスという謳い文句であったが、実際にはこれまでのヒーローものと変わらない話であったかな。
救急救命士として働くキャシー・ウェブは、事故で臨死体験をしたことから、未来を見る能力に目覚める。
そしてエゼキエルという男が、3人の少女を殺すところを見て、それが予知であることを知り、少女たちを護ることに。
やがてエゼキエルとの因縁、自らの出自を知り、キャシーは能力を駆使し、エゼキエルと対決することにする。
母親が人類を救うかもしれないクモを探していたり、エゼキエルはその毒で特殊な能力を発揮したり。
更にクモ人間なる存在。
「スパイダーマン」に繋がる話だなとは思わされる。
エゼキエルが少女たちを狙う理由は、毎晩3人の少女たちに殺される夢を見るため。
予知夢と悟ったエゼキエルは、少女たちを見つけ出し、先に殺そうと目論む。
少女たちは特殊能力を持つヒーローのような姿で夢に現れる。
この先クモに噛まれるのかな。
ヒーローの誕生物語としてはオーソドックスであったが、面白い1本だった。
MCUではなく、「ヴェノム」や「モービウス」などスパイダーマン・ユニバースができそうだな。
/5
監督:S・J・クラークソン
出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、アダム・スコット、マイク・エップス
於:TOHOシネマズ新宿
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