CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-076「三茶のポルターガイスト」(日本)

2023年04月05日 01時12分23秒 | 日本映画
怖い感じはしないよ
 東京・三軒茶屋にある心霊現象が多発する雑居ビルに、撮影隊が決死の覚悟で潜入取材を敢行。
 誰もいない部屋で揺れるカーテンや点滅する照明器具、吹き飛ぶ壁掛け時計、壁を激しくたたく音やいるはずのない人間の声など、次から次へと起こる背筋の凍る心霊現象をカメラに収めていく。(「作品資料」より)


 怪奇現象が多発すると言われる、三軒茶屋にあるビルの中の稽古場。

 そこにホラー編集者の角由紀子が取材を敢行、カメラを回し、様々な怪奇現象を映し出すホラー・ドキュメンタリー。

 果たして、これは真実の映像なのか、それともモキュメンタリーなのか。

 序盤は、その稽古場の持ち主だという男性に話を聞きながら、実際にあった不可解な出来事の再現映像が流される。
 
 そして、著名人たちへのインタビューがあり、その後、実際の取材による映像が流される。

 そこで、映し出されるのは、突然点滅する明かりや、激しく壁を叩く音、鏡から吹き出る水などの怪奇現象。

 面白いのは、その手の怪奇現象を真面目に検証しようと、様々なエキスパートがその部屋にやって来て、部屋をチェックしていくところ。

 マジシャンが訪れて、ホワイトボードが揺れたり、壁が叩かれたりするのを人為的に出来るかを検証していくのは、ちょっとおかしかったな。

 そして、コックリさんを行い、その部屋にいると思われる霊と交信しようとする。

 意外とコックリさんをしている時に、次々と怪奇現象が発生するシーンは、緊張感があったな。

 基本的に音や揺れなどの怪奇現象ばかりであるが、クライマックスには、ついにあからさまなモノが見え、映し出される。

 これが実際の映像と言われても、にわかには信じ難いものがあり、やっぱりモキュメンタリーのような感じはするな。

 いったい何が起こるのかと興味深く観られる作品ではあったな。

/5

監督:後藤剛
出演:角由紀子、横澤丈二、やくみつる、いしだ壱成、海老野心、石川翔鈴、南海子、小玉直人、板橋幹人、富山龍太郎
於:池袋シネマ・ロサ

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