CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-248「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(日本)

2024年08月20日 00時04分36秒 | 日本映画

自分に期待しろ

 コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。

 かつてない危機に直面した政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることに。江戸幕府を作った伝説の男・徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生する。

 その圧倒的なカリスマ性と実行力に日本中が熱狂する中、アナウンサー志望の新人テレビ局員・西村理沙はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近するが。(「作品資料」より)

 

 徳川家康を始めとする歴史上の偉人たちが現代に蘇り、内閣を担い、現代日本に改革をもたらす様を描く。

 奇想天外な設定のエンターテイメント・コメディ。

 プログラミングされたAIホログラムで復活する偉人たち。

 一応1年限定。

 最初は単なる色物内閣と言われていたが、次々と改革を実行していくとコロナ禍で沈んでいた日本はにわかに活気に満ち、他国とは差を見せ始める。

 こうなると国民は熱狂し、酔心していくようになる。

 しかし、全てがうまく行っているように見える中、やはり何かを企む者が現れる。

 偉人たちそれぞれの逸話や名言を交えながら改革を実行する様は興味深く、面白い。

 確かに今の時代、これだけの実行力のある政治家が欲しいのかもしれないな。

 テレビ局の記者である西村は、坂本龍馬に気に入られ、取材を行っていく。

 その西村が徳川家康に語った江戸幕府の素晴らしさについては、なるほどと納得させられたな。

 現実離れした話が展開されるエンターテイメントだったが、坂本龍馬や豊臣秀吉が語る現代日本人に関する言葉や、最後の徳川家康による長広舌など、かなりメッセージ性の強い作品であったな。

 果たして大いなる野望を抱き、裏切りを行っているのは誰か。

 それを止められるのか。

 偉人内閣誕生とそこから展開される改革ともたらされるもの。

 悪く言えば、説教臭いところもあったが、面白い話であった。

/5 

監督:武内英樹

出演:浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、高嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、音尾琢真、小手伸也、長井短、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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