小指は大事にせなあかん
山王会と花菱会の一大抗争が終結し、大友は日韓に強大な影響力を持つフィクサー張会長を頼り、韓国へと渡る。
ある時、花菱会の幹部・花田が滞在中の韓国でトラブルを起こし、張会長の手下を殺して日本へと逃げ帰ってしまう。これが引き金となり、張会長率いる張グループと内紛を抱えた花菱会が一触即発状態に。
そんな中、いくつもの怒りを抱えた大友は手下の市川を伴い、日本へと舞い戻ってくるのだったが。(「allcinema」より)
「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」に続く北野武監督のバイオレンス・シリーズ第3弾。
「最終章」とあるので、これで打ち止めということか。
日韓で多大な影響力を持つフィクサー、張会長の庇護の下、韓国に渡っていた大友。
しかし、張会長の手下が、日本最大の暴力団組織、花菱会の幹部に殺されたことをきっかけに、張グループと花菱会が一触即発の状態となる。
更に、花菱会内部でも内紛が勃発。
そんな中、大友が韓国から日本へ戻ってきて、怒りを爆発させる。
バイオレンス・シーンは回を重ねるごとに穏やかになっている感じ。
銃撃戦やマシンガン乱射などのシーンはあるが、第1作に見せられた衝撃的なバイオレンス・シーンというのは無かったな。
キャンプや花火など、その行動自体は強烈ではあるが、直接的な映像は無しである。
張グループと花菱会の対立、そして花菱会の内紛などの展開は、それぞれが思惑を持って動き、相手を、時には味方をもはめるような画策を立て、果たしてどのような展開となり、誰が生き残るのか、否、誰が消されてしまうのか興味深かった。
更に大友が何を思い、何を企んで行動しているのかも計り知れず、混沌した状況から先も読めずに惹き込まれる話だった。
前作から続く、おおまかな人物関係などは判ったのだが、前作を憶えていないと判らない部分も少々。
そのため大友の最後の行動には、今ひとつ判らないところがあったな。
ラストはこんな終わりなのかという感じで、必ずしもスッキリさせるような結末ではなかったが、混沌とした激しい戦いと繰り広げられる駆け引きが面白い作品だった。
/5
監督:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜
名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳
於:シネマサンシャイン池袋
山王会と花菱会の一大抗争が終結し、大友は日韓に強大な影響力を持つフィクサー張会長を頼り、韓国へと渡る。
ある時、花菱会の幹部・花田が滞在中の韓国でトラブルを起こし、張会長の手下を殺して日本へと逃げ帰ってしまう。これが引き金となり、張会長率いる張グループと内紛を抱えた花菱会が一触即発状態に。
そんな中、いくつもの怒りを抱えた大友は手下の市川を伴い、日本へと舞い戻ってくるのだったが。(「allcinema」より)
「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」に続く北野武監督のバイオレンス・シリーズ第3弾。
「最終章」とあるので、これで打ち止めということか。
日韓で多大な影響力を持つフィクサー、張会長の庇護の下、韓国に渡っていた大友。
しかし、張会長の手下が、日本最大の暴力団組織、花菱会の幹部に殺されたことをきっかけに、張グループと花菱会が一触即発の状態となる。
更に、花菱会内部でも内紛が勃発。
そんな中、大友が韓国から日本へ戻ってきて、怒りを爆発させる。
バイオレンス・シーンは回を重ねるごとに穏やかになっている感じ。
銃撃戦やマシンガン乱射などのシーンはあるが、第1作に見せられた衝撃的なバイオレンス・シーンというのは無かったな。
キャンプや花火など、その行動自体は強烈ではあるが、直接的な映像は無しである。
張グループと花菱会の対立、そして花菱会の内紛などの展開は、それぞれが思惑を持って動き、相手を、時には味方をもはめるような画策を立て、果たしてどのような展開となり、誰が生き残るのか、否、誰が消されてしまうのか興味深かった。
更に大友が何を思い、何を企んで行動しているのかも計り知れず、混沌した状況から先も読めずに惹き込まれる話だった。
前作から続く、おおまかな人物関係などは判ったのだが、前作を憶えていないと判らない部分も少々。
そのため大友の最後の行動には、今ひとつ判らないところがあったな。
ラストはこんな終わりなのかという感じで、必ずしもスッキリさせるような結末ではなかったが、混沌とした激しい戦いと繰り広げられる駆け引きが面白い作品だった。
/5
監督:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜
名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳
於:シネマサンシャイン池袋
>バイオレンス・シーンは回を重ねるごとに穏やかになっている感じ。
殺しのエグさは 淡々として 印章が薄かったですがそれなりに面白かったですよ。でも・・1と2と比べちゃうとね・・・
大杉連さんの 花菱会 二代目 なんとも 先代の娘婿の立場だけで 形の違った「七光り」根性で 花菱会のトップの器ではなかったですね。
>ラストはこんな終わりなのかという感じで
そんな大友にふさわしい 偉人の格言 載せてもよろしいですかね・・・。
『生きるか死ぬかは時機に任せよう。世の人が何と言おうと、そんなことは問題ではないのだ。』
高杉晋作(長州藩 幕末の志士)
皮肉ととるかピッタリととるかは人によってさまざまでしょうが 大友にはピッタシな気がします。
1作目はかなりエグさを強調している感じでしたが、2作目以降は、殺しの理由を強調している感じでした。
意味も無く殺しているわけではなかったですからね。
ラストは、もっと花菱会にぶっこんでいくかとも思ったので、少々呆気なさを感じました。