CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-293「オペレーション・クロマイト」(韓国)

2017年10月13日 00時47分06秒 | 韓国映画
根は腐っているのに、実は生るのか
 1950年。朝鮮戦争が勃発するや、北朝鮮の奇襲の前にソウルは陥落し、韓国軍と米軍は半島南端へと敗走を余儀なくされる。
 そんな中、マッカーサーは戦局を打開するため、仁川(インチョン)への上陸作戦を計画する。それはあまりにも無謀と思える計画で、しかもその成否は、韓国軍の名もなき兵士たちの犠牲的活躍にかかっていたのだが。(「allcinema」より)


 朝鮮戦争勃発によって、全土の9割を占拠されてしまった韓国。

 戦局打破のため、仁川上陸作戦を敢行しようとする韓国軍と米軍の連合軍。

 作戦実行のため、先に上陸し、決死の諜報活動を行った韓国軍兵士の姿を描いた戦争アクション。


 連合軍司令官のマッカーサーは、不可能だと言われている仁川上陸作戦を計画するが、そのためには北朝鮮軍が設置している機雷の位置を把握する必要がある。

 機雷の位置を示した地図を奪取するため、韓国軍、チャン・ハスク大尉とその部下たちは、北朝鮮の上官になりすまして潜入する。

 今の時代、人が入れ替わっていたらすぐにばれると思うが、当時はまだ通信手段も違うものなので、疑われながらも何とか乗り切っていく。

 いつばれるのかという緊迫感は常にあったな。

 しかし、なかなか機雷の位置情報を得られないまま身分がばれ、その後は北朝鮮軍に占拠された仁川の街に隠れながら、何とか情報を得、脱出しようとする展開となる。

 敵ばかりの地で命を賭けながら戦うわずかな兵士たちという話は、なかなか緊迫感もあり、面白い。

 そして、占拠されている地には兵士たちの家族も暮らしており、簡単に会うこともできない悲しい状況や、占拠された地の人々が北朝鮮の思想に感化されているという状況も描かれており、戦争の怖さ、悲しみも描き出している。

 しかし、身近で恐ろしさを感じるのは、マッカーサー率いる連合軍が基地としている場所が、神戸港など日本の港。

 現在の北朝鮮状況を考えると、ちょっと恐ろしい画ではあったな。

 そのマッカーサーを演じたのは、「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン。
 ハリウッド・スターながら、あり得ない程の破格のギャラで出演したらしい。


 祖国のために戦った名も無き兵士たちの姿を描き、緊迫した状況も描かれ、面白い戦争アクションであった。

/5

監督:イ・ジェハン
出演:イ・ジョンジェ、イ・ボムス、チン・セヨン、リーアム・ニーソン
    パク・チョルミン、キム・ヒジン、キム・ビョンオク、チョン・ジュノ、パク・ソンウン
於:シネマート新宿

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