CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-163「カフェ・ソサエティ」(アメリカ)

2017年05月24日 01時15分18秒 | アメリカ映画
毎日が最後と思えば後悔しない
 1930年代、黄金期のハリウッド。業界の大物エージェントとして活躍するフィル・スターン。
 ある日、ニューヨークの姉から電話があり、息子のボビーがハリウッドで働きたいというので面倒を見て欲しいと頼まれる。
 やがてボビーが現われると、秘書のヴェロニカ(ヴォニー)に街を案内させる。美しいヴォニーにすっかり心奪われるボビーだったが、彼女にはワケありの恋人がいた。
 その後ニューヨークへと戻ったボビーは、ギャングの兄が経営するナイトクラブの支配人となり頭角を現わしていく。
 そんなある日、奇しくもヴォニーと同じヴェロニカという名の美女と出会い、たちまち恋に落ちるボビーだったが。(「allcinema」より)


 「ブルージャスミン」「マジック・イン・ムーンライト」等のウディ・アレン監督の最新作。

 ウディ・アレンは本作でも出演せず。

 主人公となるボビーを演じたのは、「ソーシャル・ネットワーク」等のジェシー・アイゼンバーグということで、ウディ・アレンばりのマシンガン・トークがちょっと期待されたが、そこまでではなかったかな。

 それでも、その話しっぷりには特徴出ていたな。


 1930年代の華やかかりし頃のハリウッド、そしてニューヨークを舞台にして、ボビーが、奇しくも同じ名前の女性に恋をして、その顛末を描いたロマンティック・コメディ。

 
 ニューヨークから、エージェントをしている叔父のフィルを頼りハリウッドにやって来たボビーは、秘書のヴェロニカと出逢い、恋に落ちていく。

 しかし、ヴォニーには付き合っている男がおり、しかも結婚している男だということが発覚する。

 ここには複雑な関係があり、この恋の行方がどうなるのか気になってくる。

 ドロドロした話になるのかと思ったが、そこはウディ・アレンということか、結構アッサリとした顛末となる。


 ボビーはニューヨークに戻ると、もう一人のヴェロニカと出逢うのだが、この二人のロマンスはそれ程紆余曲折したものではない。
 どちらかと言えば、ヴォニーが目の前に再び現れたことによる物語が展開していく。


 そんなにドタバタするような展開の話ではなかったが、かつての恋が再び目の前に現れて心が動かされるという話。

 ボビーとヴォニーがニューヨークで再会し、二人で出かけた時に取る行動は、気持ちが半ばするものであったが、ほろ苦さというのは充分伝わってきたな。

 
 下手にドタバタせずにストレートな感じのロマンスで面白い作品だった。

/5

監督:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル
    パーカー・ポージー、ジーニー・バーリン、コリー・ストール、ケン・ストット、スティーヴン・クンケン
於:TOHOシネマズ新宿

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