CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-194「霊眼探偵カルテット」(日本)

2017年06月21日 01時41分15秒 | 日本映画
私が嘘を吐いた時から
 放課後の私立桜乃山高等学校の音楽室で、女子生徒・村上ミホが鋭利な刃物で何度も刺された挙句、顔は傷だらけ、血まみれの状態で殺されているのが発見される。
 そのころ生徒たちの間で、今まで殺害されてきた生徒たちの強い怨念の宿る“呪いのリップ”を探す殺人鬼が、この文化祭シーズンに恋敵を殺して回るという都市伝説が流行っていた。
 同高校の女子生徒、森川アイカ、田口レナ、高根ナオミ、菊池ショウコの4人によって結成された“霊眼探偵カルテット”は、彼女たちに備わった特殊な霊能力によって生徒たちの悩みや相談を解決して小遣い稼ぎをしていた。
 アイカの友人・桐原ユキオは、ミホの事件を4人の霊能力で解決してほしいと依頼する。捜査を担当している警視庁刑事課の安藤悠太、杉田英二、酒井一穂はカルテットの霊能力は子供の遊び程度に見ていたため、4人は自分たちだけで事件を解決しようと捜査に乗り出す。
 そんななか、第二の事件が発生する。(「KINENOTE」より)


 元NMB48の三秋里歩などのアイドルだと思われる子たち出演の学園ホラー。


 アイカ、レナ、ナオミ、ショウコの4人は、それぞれが特殊な霊能力を持っており、学校で〝霊眼探偵カルテット〟なるチームを結成し、生徒たちの悩みを解決している。

 そんな中、高校内で女子高生が殺されるという事件が発生し、その事件に霊の存在を感じ取ったアイカたちは、自分たちで捜査に乗り出す。


 アイドル出演のホラーということで、何となく推して知るべしのような作品のような気はしていたが、予想を裏切らない感じだったな。

 
 学園青春ホラーとしては、やたらと生徒たちが死に、更に先生までも犠牲になるという思い切った展開。

 事件に、学園内に伝わる〝呪いのリップ〟という都市伝説が関係あるとあっさり見抜いたアイカたちは、捜査を進めていくうちに、7年前にも呪いのリップが関係する事件が起きていたことを知る。

 
 学園内に伝わる都市伝説のようなものを題材にしているのは面白いと思ったが、ちょっとその伝説は無理に作ったようなものだったな。

 内容も含めて、ほとんど怖さのないホラーであった。

 ほとんど序盤から犯人が判っているような展開であったが、最後にどんでん返しが用意されている。
 しかし、何とも説得力無い動機だったな。

 途中登場した用務員が、何か秘密を持っているような感じで登場するので、どんな秘密を持っているのかと気になったが、その後は登場せず。
 放置かと思ったが、エンドロール後にしっかり映像があったな。

 この用務員を演じたのは、ビートきよし。刑事を演じた天宮良と、二人ぐらいしか出演者は判らなかったな。

 主役の4人を演じた子は誰も判らなかったが、ナオミを演じた高橋優里花は「デスブログ 劇場版」に出ていたよう。
 そして、レナを演じた大熊杏実は「fuji_jukai.mov フジジュカイドットエムオーブイ」に出演していたことを知り、こちらは思い出したな。


 何と言っても、この作品の辛いところは、4人も含めて、出てくる高校生役たちの演技が拙かったこと。

 もうちょっと惹き込まれるようなミステリアスな部分や怖さがあれば良かったのだが、そのあたりも今ひとつで、ちょっと残念な作品だった。

 ラストもこれでスッキリというのも微妙だった。

/5

監督:旭正嗣
出演:三秋里歩、高橋優里花、石田佳蓮、大熊杏実、辻諒(RY☆)、竹内玲音、溝口恵
    藤谷慶太朗、川上将太、ビートきよし、井上正大、小堀裕之、青木伸輔、諏訪太朗、天宮良
於:ユナイテッドシネマ アクアシティお台場

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