CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-340「ナラタージュ」(日本)

2017年11月29日 00時58分54秒 | 日本映画
僕は君に逃げ込んだ
 大学2年生の春。工藤泉のもとに高校の演劇部で顧問だった教師・葉山から突然の電話がかかってくる。それは、部員が足りない後輩のために、卒業公演に助っ人で参加しほしいというものだった。
 戸惑い動揺する泉。葉山は泉にとって自分を孤独から救い出してくれた恩人であり、特別な存在だった。そんな葉山との再会で、思い出として封印したはずの感情が再び呼び起こされていく泉。しかし葉山は、そんな泉の気持ちを受け止めることができないある事情を抱えていた。
 今度こそ、葉山先生とのことは終わりにしようと決意した泉は、同じ演劇部のOB黒川博文が連れてきて一緒に稽古に励んでいた大学生・小野怜二の真摯な告白を受け入れるのだったが。(「allcinema」より)


 先生に恋をした女子高生の工藤泉。
 その気持ちが再び動き出したのが、大学2年生の時。

 演劇部の顧問であった葉山から連絡があり、演劇部の後輩のため、助っ人として参加してほしいと頼まれる。

 こうして日々葉山先生と接することになった泉の感情は再び呼び起こされることになる。


 物語は、社会人として働いている泉が過去を振り返るような形で綴られていく。
 泉は映画配給会社に就職したのかな。

 「先生!、、、好きになってもいいですか?」は女子高生の先生に対する純愛を描いていたが、こちらは結構ドロドロした感じだったかな。
 予想だにしなかった事件も起きたりするし。

 葉山先生には精神を病んでしまい、離婚は成立していないものの別居している妻がおり、そんな葉山の状況を知った泉は、演劇で一緒になった、彼女に対して真摯的な大学生の怜二の告白に応えようとする。

 付き合うことにはなったものの、泉が葉山のことを好きであると気になる怜二は、結構嫉妬にかられた言動を取ったりする。

 しょうがないかもしれないが、ちょっと苛立たしい感じもしたかな。

 結局、ある事件が発生し、それを引き金に泉は怜二と別れてしまうのだが、その後は、何か達観したような感じになっていたな。

 高校時代は、いじめられて、引っ込み思案の泉を葉山が気遣うような感じであったが、時が進んでいくうちに、泉の方が葉山を気遣うようになっていたな。

 幼い恋から大人の恋へと展開していく物語として興味深い作品。

 泉を演じた有村架純が頑張っていたなという印象であった。

/5

監督:行定勲
出演:松本潤、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎
    神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子、瀬戸康史
於:池袋HUMAX CINEMAS

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