CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-014「ファースト・コンタクト」(イギリス)

2019年01月16日 01時27分57秒 | イギリス映画
未知なるものには攻撃か恐怖
 “ヴォイド”。のちにそう名付けられる現象が衛星軌道上に現れたのは突然だった。
 国際的宇宙関連組織「スペースエージェンシー」による調査が始まり、ヴォイドからは生命の存在を示唆する電波が発せられていることが判明。無人機での調査の結果、その内側は光に包まれたトンネルになっており、その先に何かがあることまでがわかった。
 これ以上は直接人間を送り込んでの調査が必要だ。が、とても生身の人間に耐えられるミッションではない…。予断を許さぬ状況に陥った組織は、ついに禁断の領域に足を踏み入れる。
 それは、人工の合成ボディーに生きている優秀な人間の脳を移植するという、国防機関が秘密裏に開発した「ヒューマン2.0」の技術だった。(「作品資料」より)


 突然、宇宙ステーション近くに現れた謎の現象。
 そして、各国の空には幾つもの黒雲が現れる。

 そこには生命の存在を示唆するものがあり、国際的宇宙関連組織〝スペースエージェンシー〟が調査を開始する。

 そんな調査の様子と顛末を描いたSFサスペンス。


 物語はインタビューを中心にしたドキュメンタリー形式で綴られる。
 更に、宇宙飛行士が装着しているカメラ映像なども使われており、モキュメンタリーということである。

 モキュメンタリーのため、やや展開に間延びした感は否めなかったが、話自体は興味深いものだった。

 〝ヴォイト〟と名づけられた現象の調査にあたり手段を講じる組織の面々。

 生身の人間では調査が出来ないことが判り、ついに秘密裏に開発されていた人工のボディに人間の脳を移植するヒューマノイドを使用することにする。

 果たして、ヴォイドの正体は何なのか、地球外生命体との接触は成功するのか。


 冒頭にある映像を流し、そこから1年遡って物語は展開するのだが、冒頭の映像からどのような展開になるのか想像できるのだが、それがうまく裏切られるものになっていたな。

 人類は救う価値があるのか、というテーマの作品がいろんなジャンルであるが、本作もそのテーマがあるよう。

 未来への希望を謳った作品だったな。

/5

監督:ハズラフ・ドゥルール
出演:ジェーン・ペリー、デヴィッド・ベイリー、ノエリーン・コミスキー
   ブライアン・ディーコン、トム・クリスチャン、ナイジェル・バーバー、エズラ・カーン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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