CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-144「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」(アメリカ)

2020年08月31日 00時00分56秒 | アメリカ映画
現実は夢を諦めた人たちの世界
 ギャツビーとアシュレーは同じ大学に通う学生カップル。ある日、アシュレーは学校の課題で有名な映画監督のポラードにインタビューできることになり大はしゃぎ。場所がマンハッタンということで生粋のニューヨーカーであるギャツビーも同行し、2人で週末のニューヨークを楽しむことに。
 さっそくアシュレーに喜んでもらおうと渾身のデートプランを練り上げるギャツビー。
 ところが、簡単なインタビューだけで終わるはずのアシュレーの取材はずるずると長引き、一人取り残されたギャツビーも旧友に頼まれ撮影の手伝いをするハメになり、そこで思いがけず元カノの妹チャンと遭遇するのだったが。(「allcinema」より)


 「マジック・イン・ムーンライト」「カフェ・ソサエティ」等のウディ・アレン監督の最新作。


 大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、アシュレーが大学新聞の取材のためニューヨークで大物映画監督ポラードにインタビューすることが決まり、週末二人でニューヨークへと向かう。

 一時間の取材が終われば、ニューヨーカーであるギャツビーがアシュレーと、マンハッタンを案内しながらデートをするはずが、アシュレーの取材が思わぬ方向に動き出し、抜け出せなくなる。

 待ちぼうけを食らわされる形となったギャツビーは一人マンハッタンをさまよい、元カノの妹、チャンらと再会する。

 断続的に雨が降るニューヨークを舞台にしたロマンティック・コメディ。

 ウディ・アレンらしいウィットに富んだ会話と、コミカルな展開が楽しめる一本。

 アシュレーはちょっと天然なところがあるのか、ポラードの苦悩に付き合ったり、プロデューサーのテッドが奥さんの浮気現場を取り押さえるのに付き合ったりする。
 しかも、その間の応酬をメモしたりする様は、これまたおかしいシーン。

 待ちぼうけのギャツビーは一人マンハッタンをさまようと、チャンと再会し、二人で美術館に出かけたりする。
 二人も喧嘩っぽいやり取りを繰り広げるが、どこか仲睦まじい雰囲気も出していたな。

 思わぬ事態ですれ違い、再会することが出来なくなった恋人たちの物語。
 
 将来が見えず、両親にも反発していたギャツビーの、ちょっとした成長の物語でもあったな。

 ギャツビーが口にする台詞がお洒落で、こういうことを言ってみたいものだと思わされるな。

/5

監督:ウディ・アレン
出演:ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス
   ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
於:新宿ピカデリー

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