CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-209「ダンスウィズミー」(日本)

2019年08月24日 23時38分53秒 | 日本映画
本当はミュージカルをやりたかったんじゃ
 子どもの頃からミュージカルが苦手だったOLの静香は、訪れた遊園地で怪しげな催眠術師のマーチン上田から、音楽を聞くとミュージカルスターのように歌って踊らずにはいられない催眠術をかけられてしまう。
 以来、所かまわず歌い踊ってしまうせいで恋も仕事も失ってしまう静香。
 既に遊園地にマーチン上田の姿はなく、途方に暮れた彼女は、マーチン上田のサクラをしていた千絵とともにマーチン上田の行方を追って全国を旅するハメになるのだったが。(「allcinema」より)


 「WOOD JOB! ウッジョブ! 神去なあなあ日常」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督の最新作。

 音楽を聞くと歌い、踊り出さずにはいられなくなったOL、鈴木静香。

 何故そのような体になるのか気になっていたが、姪と遊園地へ遊びにいき、怪しげな催眠術師、マーチン上田から姪と一緒に催眠術をかけられ、どういうわけか静香だけが催眠にかかってしまう。

 会社でも音楽が流れると突然歌い、踊り出し、レストランで食事をしている時でも、音楽が流れると歌い、踊り出す。

 そんなミュージカルでもあまり無いような突然の状態となってしまい、戸惑う静香。

 何とかこの体質を戻すため、催眠術をかけたマーチン上田を捜し、奔走する。


 ある理由があってミュージカル嫌いになった静香であるが、実は心の奥ではミュージカルをやりたかったのか、催眠術によって、それが一気に出てしまう。

 ある意味ミュージカルを揶揄したような話ではあるが、静香が突然踊り、歌いだすシーンは楽しいシーンでもあったな。

 しかし、このままでいられるわけもなく、興信所の人間を雇ったり、マーチンのサクラをしていた千絵と共にマーチンを捜して旅をする。

 意外と旅をしている間は、なるべく音楽を聴かないようにしていたのか、それ程突然の歌はなかったな。

 逆に自ら歌うという展開は多かったが、路上ミュージシャン、洋子とのエピソードの顛末には驚きと恐怖があったな。

 洋子を演じたのはミュージシャンのchayであったが、こんなことが出来るんだと感心してしまった。

 
 ミュージカル体質になってしまい、それを戻すため旅をすることになる静香であるが、その間に自分が本当にしたいことを考え直すという、心の成長も描いている。

 図らずも歌い、踊り出すシーンは面白くて、楽しい。
 
 クライマックスはステージにするというのは、ちょっと「スウィングガールズ」を思い出させるかな。

/5

監督:矢口史靖
出演:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明
於:新宿ピカデリー

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1 コメント

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chai (onscreen)
2019-09-07 11:33:23
あんなド迫力のある「ウェディングベル」はじめて聞きました(笑)
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