22-142「マーベラス」（アメリカ・イギリス）

アップル・マティーニと１ＬのＡＢがあれば
　裏社会で長年トップクラスの暗殺成功率を誇り、親子のような絆で結ばれていた師弟コンビ、アンナとムーディ。
　ある日、ムーディが無残に殺され、アンナは復讐に乗り出す。そんな彼女の前に、ターゲットの護衛を請け負ったプロのセキュリティ、レンブラントが現れる。レンブラントは敵対関係にあるアンナに対し、すべてを見通しているかのように柔らかな物腰で迫るなど、うかがい知れない魅力を持っていた。
　復讐の暗殺者と完璧な護衛者、プロフェッショナルたちがそれぞれのプライドを懸け、知力、魅力、殺しのスキルを駆使した戦いを繰り広げる。（「作品資料」より）


　凄腕の暗殺者であるアンナとムーディであるが、ある日ムーディが何者かに殺される。

　アンナはムーディが残した手がかりを頼りに、彼を殺した犯人を見つけ出し、復讐を遂げようとする。

　そんなアンナの前に、レンブラントという男が現れ、アンナが狙う相手の護衛者であることが判り、敵対することとなるが、どこか惹かれ合う一面も見せる。

　果たして、アンナはムーディの復讐を果たすことが出来るのか。

　熟練の腕前を見せるムーディとアンナの子弟コンビ。
　ムーディは歳もとっているので、実戦にはアンナが活躍する。

　暗殺を実行するシーンから、命を狙われ襲撃されるシーン、そしてレンブラントと対決するシーンまで激しいアクションを見せてくれる。

　アンナを演じるのはマギー・Ｑ。
　香港時代からアクションのイメージが強く、本作でもそれを充分堪能させてくれる。

　レンブラントを演じたのはマイケル・キートンであるが、こちらは意外と思える程のアクションを見せてくれる。

　ムーディを演じたのはサミュエル・Ｌ・ジャクソンであるが、こちらはいつも通りの姿。

　まあ、彼が殺された現場にアンナがやって来た時、ちょっと怪しいなと思ったが、その通りだったな。

　事件の裏に関しては、判り辛い部分もあったが、激しいアクションが堪能できる一本であった。

/５

監督：マーティン・キャンベル
出演：マギー・Q、マイケル・キートン、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ロバート・パトリック
　　　パトリック・マラハイド、デビッド・リントール、オリ・フェッファー、レイ・フィアロン、キャロリン・リンケ
於：ＴＯＨＯシネマズ日比谷