CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-003「ニューイヤー・ブルース」(韓国)

2022年01月07日 23時13分25秒 | 韓国映画
3回ふざけて、クタバレ
 燃え尽き症候群に陥りアルゼンチンで暮らしているワイン配達員ジェホンは、失恋をきっかけに1人旅に出たジナと出会い、世話を焼く羽目に。
 離婚歴のあるベテラン刑事ジホは、離婚訴訟中のヒョヨンを接近禁止命令を無視する夫から守るため、彼女の身辺警護を担当する。
 旅行会社の代表ヨンチャンは中国人のヤオリンとの国際結婚を控えていたが、思わぬ出来事が起こり結婚資金まで失ってしまう。
 パラスノーボード国家代表のレファンは長年の恋人オウォルにプロポーズ。しかし世間から偏見の目で見られオウォルに負い目を感じるレファンと、ポジティブなオウォルとの間に亀裂が入りはじめる。(「作品資料」より)


 クリスマスから年明けまでの1週間。
 4組の男女プラス1人に起こる出来事を描いた群像ラブ・ストーリー。

 プロポーズをして結婚を控えたレファンとオウォルは、幸せな日々を送っていたが、パラスノーボードの選手で国家代表を狙うレファンは、オウォルを幸せにするためと頑張りすぎ、徐々に二人の間に見えない壁が出来始める。

 そんなレファンとオウォルの他に3組の男女の悲喜こもごもの1週間を描き出している。

 それぞれの物語が展開するが、離婚訴訟中で、刑事のジホに身辺警護をしてもらっているリハビリトレーナーのヒョヨンは、レファンのトレーナーでもあり、わずかながらに繋がっている部分も見せている。

 中国人女性のヤオリンとの結婚が控えているヨンチャンの姉であるヨンミは、ヤオリンに対していやに構えたところを見せ、その言動が笑いを誘ってくれる。

 笑いを織り交ぜながら、恋物語を紡いでおり、惹き込まれる話になっている。

 まあ、クリスマスから年明けまでという設定が、それぞれの男女の物語を興味深いものにしている感じ。

 結婚間近なのに、障壁が出来てしまうのだが、再び心が寄り添おうとする展開や、心に傷を受けた男女が異国の地、アルゼンチンで出逢い、心が開けてくる展開。
 そして離婚した刑事と離婚訴訟中である女性という傷を抱えた二人が、心惹かれ合う。

 ストーリー的には王道なものではあるが、笑いもあり、爽やかな気分にもしてくれ、惹き込まれる恋愛群像劇であった。

 ラストに世界の〝HAPPY NEW YEAR!〟と思われる言葉が画面に出てくるが、日本語が〝良いお年を〟というのは、ちょっと違う気がするな。

/5

監督:ホン・ジヨン
出演:キム・ガンウ、ユ・インナ、ユ・ヨンソク、イ・ヨニ、イ・ドンフィ
   チェン・ドゥーリン、ヨム・ヘラン、チェ・スヨン、ユ・テオ
於:シネマート新宿

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