CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-179「グアイウ 地下鉄の怪物」(シンガポール)

2023年07月23日 00時04分21秒 | シンガポール映画
子供を護れないのなら母親失格よ
 多数の乗客を乗せた地下鉄が突如として制御不能に陥り、暴走を始めた。使用されておらず廃墟となっているトンネルの中でどうにか停車したものの、そこには恐ろしい巨大生物が潜んでいた。
 車内に侵入してきた怪物に幼い息子ルーカスを連れ去られてしまった女性イー・リンは、息子を救い地下空間から脱出するべく奔走する。(「作品資料」より)


 シンガポールの地下鉄、最終電車に乗ったイー・リンと幼い息子のルーカス。

 しかし、あることによって電車は使われていない路線に入り込み、制御不可能となって暴走し始める。

 何とか停車したものの、乗客たちに思わぬ恐怖が襲ってくる。

 まず、地下鉄の暴走によって、車両が行方不明になる。

 現在のシステムだと限界があるという話に、ちょっと怖さを感じるな。

 更に、そこに地下鉄の中に潜んでいた怪物が乗客たちに襲い来る。

 かつてペットとして飼われていたんだろうと思われる生物が、おそらく捨てられ、成長し、地下に棲息していたのだろうと思われる。

 これも、ある意味、ペットを捨てるという問題に絡んでいるのかな。

 怪物はかつて飼われていた少年の面影をルーカスに感じたのか、彼を連れ去ってしまう。

 リー・インはルーカスを連れ戻すため、怪物に対峙する。

 地下に潜んでいる怪物というのは、地下鉄や地下街が広がっていく現代で、もしかするとあり得るかもしれない話だな。

 地下では怪物のみならず、その子供と思われるものも棲息している状況。

 果たして、リー・インはルーカスを見つけ出し、怪物の元から連れ戻すことが出来るのか。

 ラストはなかなか非情だなという展開であったな。

 子供を護るために戦うということを描いているような話。

 面白い一本であった。

/5

監督:J.D.チュア
出演:ジェセカ・リウ、アンディ・チェン、ピーター・ユー、パトリック・ペイシュー・リー
於:新宿シネマカリテ

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