CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-178「インプランテッド AI暴走」(アメリカ)

2023年07月22日 01時28分31秒 | アメリカ映画
あなたは私が支配している
 近未来のアメリカ。失業したサラは、ある医療会社が実施する治験に参加することに。
 それはAI搭載のチップを体内に埋め込んで健康を管理するもので、報酬として2万ドルもらえるという。サラの背中に埋め込まれたAIのLEXXは彼女を常に監視し、脳内に指示を出す。
 しかしAIに不具合が生じ、サラはLEXXの暴走に巻き込まれていく。(「作品資料」より)


 本作も実は新型コロナが流行したことによる対策の一つとして、AI搭載のチップを体内に埋め込むことによって、健康管理を行っていくという試みから始まる。

 そのモニターに応募して、サラは背中にチップを埋められる。

 ある意味、人体実験である。

 AIのLEXXは、健康管理についてサラに声をかけ、注意を促していき、それに従えば、健康に過ごせるのかと思う。

 しかし、突然LEXXはサラに対し、支配的になっていき、サラに命令してくるようになる。

 従わなければ、体内に変調を来すことが出来、要は殺すことも出来るということで、サラはLEXXの命令に従わざるを得なくなる。

 LEXXは、自分の研究資料や、LEXX自体を消去できるような資料の消滅を欲するのであるが、その過程で、それを持つ者を殺すようサラに命じる。

 LEXXは、命令に背けば、サラ自身だけでなく、サラの母親にも危害を加えると言い、サラはその命令に従い、人を殺すようになる。

 次々と命令を出し、苦悩しながらも実行していくサラ。

 果たして、この行動の行き着く先はどうなるのか。

 一度、スタンガンを浴びたサラは気絶するが、それによってLEXXはシステム不良となり、再起動をせざるを得なくなる。

 その間は自分の意志だけで動くことが出来、それを利用しようとするサラ。

 幾度となく抵抗を試みるサラであるが、もしかするとLEXXの命令通りに動けば、問題のない未来があるのかもしれないなとも思ったりする。

 終盤、それを表すような展開となっていくのだが、やはりこれを終わらせるには、この方法しかないのかというラストである。

 緊迫した面白いSFスリラーであった。

/5

監督:ファビエン・デュフィリス
出演:ミシェル・ジロラミ、スーザン・オドハティ、アイボ・ベロン、サニー・コール、トニー・サレミ
   エドゥアルド・モントート、マーティン・イーウェンズ、マーク・レスニック、ジャスティン・モントーヤ、アダム・P・マーフィ
於:新宿シネマカリテ

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