CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-268「サユリ」(日本)

2024年09月06日 19時33分34秒 | 日本映画

生きてる者の怨みが一番恐ろしい

 念願の一戸建てに引っ越してきた神木家。夢のマイホームでの生活がスタートしたのもつかの間、どこからか聞こえる奇怪な笑い声とともに、家族が一人ずつ死んでいくという異常事態が発生。

 神木家を襲う恐怖の原因は、この家に棲みつく少女の霊「サユリ」だった。一家の長男・則雄の前にもサユリの影が近づき、則雄はパニック状態に陥る。そこへ認知症が進んでいるはずの祖母・春枝がはっきりと意識を取り戻して現れ、「アレを地獄送りにしてやる」と力強く言い放つ。

 則雄は祖母と2人、家族を奪ったサユリへの復讐戦に挑む。(「作品資料」より)

 

 人気ホラー・コミックを実写映画化した作品。

 一戸建てのマイホームに引っ越してきた中学生の則雄と家族。

 しかし、そこで奇怪なことが起こる。

 認知症を患っている祖母が、笑い声が聞こえると声を張り上げたりする。

 そして、家族の身に異変が生じ始める。

 どうやら、その家に住んでいたと思われる〝サユリ〟の霊が家族を恐怖に陥れているようである。

 そして、則雄の同級生の住田という女子が、彼に注意を喚起してくる。

 前半はサユリの恐怖によって次々と家族が犠牲になっていく様子が描かれる。

 果たしてどうなるのかと思った後半は思いもかけぬ展開となり、結構笑いの要素が強くなっていくという印象。

 認知症の祖母が急に立ち上がり、戦いの意欲を見せ、サユリに対抗するため驚きの行動を取ったりする。

 予想外の展開で面白かったな。

 則雄の家族に訪れる恐怖を描きながら、それに対抗する則雄と祖母の様子を意外な様子で描き、面白いと言えるホラーであった。

/5

監督:白石晃士

出演:南出凌嘉、近藤華、梶原善、占部房子、きたろう、森田想、猪股怜生、根岸季衣

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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