CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-141「辰巳」(日本)

2024年05月07日 00時17分21秒 | 日本映画

みんなが死んだ理由を知りたい

 裏稼業で生計を立てる孤独な男・辰巳は、元恋人である京子の殺害現場に遭遇し、その場にいた京子の妹・葵を連れて逃亡する。最愛の家族を奪われた葵は、姉を殺した犯人に復讐することを決意。

 犯人を追う旅に同行することになった辰巳は生意気な葵と反発し合いながらも、彼女を助けともに過ごすなかで、ある感情が芽生えてくる。(「作品資料」より)

 

 殺しの現場に偶然居合わせた男の行動と運命を描いたサスペンス・ノワール。

 辰巳は組織の中で、死体処理の仕事を請け負っている。

 組織の金を奪ったと思われる山岡をイカれた兄弟が殺害、その場にいた山岡の妻で、辰巳の元恋人、京子も殺害される。

 それを目撃した京子の妹、葵も狙われるが、偶然居合わせた辰巳が彼女を連れて逃げる。

 組織から追われることになった葵を護って逃げる展開になるのかと思ったが、元々反抗的で勝気な葵は、犯人のうち1人を殺害する。

 葵は残った1人にも復讐を果たすことを望み、辰巳は組織に反して、彼女を助けることにする。

 何故に辰巳が葵に手を貸すことにしたのか。

 冒頭で登場し、死んだと思われる弟の浩太のこと、そして元恋人の京子のことが関係しているようである。

 非情であるように見える辰巳が組織に歯向かうことになっても少女を手助けしようとする。

 全編激しい暴力で溢れている。

 アクションではなくバイオレンスである。

 果たして葵は復讐を果たせるのか、そして2人の運命はどうなるのか。

 辰巳と葵の2人の姿に、話の行き着く先が気になる展開であった。

 ラストはある程度予想した展開になってしまったな。

/5

監督:小路絋史

出演:遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、亀田七海、足立智充、藤原季節

於:シネマート新宿


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