CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-193「セーラ 少女のめざめ」(アメリカ・ベルギー)

2019年08月03日 01時20分23秒 | アメリカ映画
己を解放できずに、自分の姿を変えられると思うのか
 ハリウッドに暮らし女優を目指すセーラだったが、オーディションには軒並み落選。自分の抱く夢に対して才能がそぐわない現実に折り合いが付けられない彼女は、ライバルたちを心の中で見下すことで、なんとか平静を保っていた。
 しかし、スターになるためなら悪魔に魂を売ることもいとわないという彼女の強い願望が、恐ろしい力を呼び覚ましてしまう。(「作品資料」より)


 食堂でバイトをしながらオーディションを受け、女優になる夢を持つセーラ。

 自分は周囲の人間よりも才能が有ると思っているが、オーディションは軒並み落選し、精神のバランスが危うくなっていく。

 そんなセーラに大手映画製作会社が声をかけ、女優への道が開けたと喜ぶ彼女だったが、思いもかけぬ状況に陥ってしまう。


 自分の想いとは裏腹にオーディションがうまくいかず、精神のバランスを崩しがちなセーラ。

 ちょっと危うい状態であったセーラが、女優になるため取った行動によって体にも異変が生じ始める。

 体に激痛が走り、吐血に下血、爪が剥がれ、髪の毛も抜ける。

 いったい彼女の体に何が起こったのか、そもそも映画製作会社の人間だという者たちは何者で、セーラの体に何を施したのか。

 セーラの異変を見せる展開ではあるが、そのあたりあまりハッキリとはさせない。

 まあ、セーラに近づく、マント姿の者たちを見ると、何となくカルト集団っぽい感じはする。


 セーラは体の異変が進むと共に、周囲に対しても過激に攻撃的になっていく。

 クライマックスは何となく予想できた展開。

 しかし、ラストは思ってもいなかった展開だったかな。

 本当の意味でセーラは生まれ変わる。

 ハッキリとしない部分が多いのは、最近のホラーの定番かと思い始めたが、本作も謎の部分と推測しなければならない部分は多かったな。

 セーラがいったいどうなってしまうのか、その異様な姿と狂気が気になる話であった。

/5

監督:ケビン・コルシュ、デニス・ウィドマイヤー
出演:アレックス・エッソー、ノア・セガン、パット・ヒーリー
   アマンダ・フラー、ファビアン・テリース、マーク・センター
   マリア・オルセン、シェーン・コフィ、ナタリー・カスティーリョ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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