CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-131「メメント」(アメリカ)

2024年04月27日 10時18分38秒 | アメリカ映画

オレ、酔ってないぞ

 ロサンゼルスで保険調査員として働くレナードは、自宅に侵入してきた男に妻を殺され、自らも頭部を損傷して記憶障害を負ってしまう。

 それ以来、新しい記憶を約10分しか覚えていられなくなった彼は、ポラロイド写真を撮ってメモを書き入れ、重要な情報を身体のあちこちにタトゥーで刻んで記憶を繋ぎ止めながら、妻を殺した犯人を追うが。(「作品資料」より)

 

 クリストファー・ノーラン監督、デビュー作「フォロウィング」に続く監督第2作目。

 2000年製作、日本公開が2001年。

 ノーラン監督の出世作であり、初公開時にも鑑賞しているが、満員御礼だったという記憶があるな。

 レナードという男が妻を殺した犯人を見つけ出し、復讐するために奮闘する姿が描かれる。

 レナードは、自宅に侵入した強盗に妻を殺され、自らも襲撃を受け、新しい記憶が10分しかもたないという障害を負ってしまう。

 その設定を利用して、話は10分ぐらいの話を展開させ、時間を遡って描かれていく。

 話の冒頭でレナードは1人の男を射殺する。

 そして時間を逆行させることによって、その男を殺す経緯が明らかになっていく。

 記憶がもつ10分くらいの話を逆行させながら描いているので、話が流れていく感じではないが、何故そのようなことになったのか、ということが都度都度明らかにされる感じで面白い。

 レナードはメモや体に刺青を入れることで、記憶を残しておこうとする。

 そのメモや刺青の内容も徐々に入れた経緯が明らかになる。

 そして話の始まりに戻ろうとするクライマックスからラスト、衝撃の真実が明らかになる。

 時間の逆行という設定だけでなく、話の内容自体も面白く、感心する1本だった。

 ある意味、リアル「ペナルティループ」な結論だったな。

/5

監督:クリストファー・ノーラン

出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノ、マーク・ブーン・ジュニア、ジョージャ・フォックス、スティーブン・トボロウスキー、ハリエット・サンソム・ハリス、ラリー・ホールデン

於:新宿ピカデリー


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