CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-169「CRESCENT 冷たい海の底」(カナダ)

2018年08月09日 23時27分26秒 | カナダ映画
ここの海は特別、異世界に繋がっている
 夫を亡くした女がまだ幼い息子を連れて海辺の別荘にやってくる。
 家族を失った悲しみから立ち直れない二人に、海から湧き出てきた異様な力が襲いかかる。(「KINENOTE」より)


 夫を亡くしたベスは、幼い息子、ローウェンを連れて海辺の別荘へやって来る。
 しかし、そこで過ごすうち、ベスとローウェンに異様なものが迫ってくる。

 母と幼い息子、ローウェンに迫り来る異様な力を描いたホラーであるが、物語が始まってから母子の様子を映し出す映像が綴られていく。

 なかなかホラーらしき展開も起こらず、正直退屈かなという印象を受ける。

 どのような展開になるのかと思っていると、いきなり鳴り出す玄関ブザーや、外から家を見つめる人々の姿が映し出され、じわりじわりとホラー要素が出てくる。

 しかし、全体的にはそれ程ホラー要素が強く、怖いと思うような展開はなかったな。

 どちらかと言うと、ベスとローウェンの身に起こる不思議な出来事の理由は何なのか、二人の運命がどうなるのかということが気になるミステリーという感じであったかな。

 隣人だという怪しげな老人や、浜のごみ拾いをしているというサムという少女が登場し、怪しげな台詞を口にする。

 最初は何のことか判らないが、彼らの台詞で徐々に真実が見え始める。

 真実が明らかになると、結局スピリチュアルな要素の強いホラーだったんだなと感じる。


 〝すみながし〟と呼んでる、ベスが作っているアート作品の映像が流れたり、独特なカメラ映像を見せたりと、結構アーティスティックな感じの作品でもあった。

 こういう作品は苦手な部類となるので、展開と含めて、やや睡魔に襲われる作品だったかな。

/5

監督:セス・A・スミス
出演:ダニカ・ヴァンダースティーン、ウッドロウ・グレイヴス、エイミー・トレフリー、テランス・マーレイ
於:新宿シネマカリテ

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