CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-170「朝鮮名探偵 鬼(トッケビ)の秘密」(韓国)

2018年08月11日 12時06分59秒 | 韓国映画
思い出したければ、血を飲め
 朝鮮時代。切れ者だが女性には弱い名探偵キム・ミンと、愛嬌が売りの相棒ソピルは、不思議な火によって人々が焼死、その遺体に血を吸ったような跡がある事から“吸血怪魔連続殺人”と呼ばれる事件を調べていた。
 捜査を進めるなか、事件現場で二人は何度も若い謎の美女を見かける。彼女は記憶を失くし、自分の名前すら分からない状態であった。
 人間とは思えない怪力の持ち主である彼女が、この事件に関与しているのではないかと感じたキム・ミンとソピルは、彼女と共に事件を追いかけ始める。
 だが、そこに得体の知れない男が現れ、三人の捜査を阻止しようとするのだった。(「KINENOTE」より)


 「朝鮮名探偵2 失われた島の秘密」に続くシリーズ第3弾。

 自ら探偵と名乗るキム・ミンと相棒のソピルが怪事件解決に奔走する。

 前作に続く鑑賞であるが、前作はオーソドックスな事件モノだったと思うが、本作はかなり怪奇でファンタジックな事件となっている。

 不思議な火による連続焼死事件に首筋に牙の跡。まるで吸血鬼に襲われたよう。

 更に蘇った謎の美女の存在。

 これらの不可思議な現象を、キム・ミンが現実的な解決に導くのかと思ったりもしたが、怪奇現象は怪奇現象として取り扱う。

 ファンタジックな要素が強くなっていたな。

 事件解決のためのキム・ミンの推理や謎解きはしっかりと描かれる。

 そんなキム・ミンとソピルの探偵行は、かなりコミカル。

 一番、笑えたのは謎の美女の正体が明らかになった後、キム・ミンがソピルに施したイタズラ。
 ソピルの反応が非常に面白く、久しぶりに大笑いしてしまったな。

 ファンタジー要素の強くなった探偵モノであったが、しっかりと事件と推理が展開され、事件に隠された悲しい過去も明らかになるという展開。

 笑いも大いにあって、楽しめるエンターテインメントになっていたな。

/5

監督:キム・ソクヨン
出演:キム・ミョンミン、オ・ダルス、キム・ジウォン、イ・ミンギ、キム・ボム、キム・ジョンファ、パク・クニョン
於:シネマート新宿

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