CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-230「ホワイト・ストーム」(香港・中国)

2021年01月01日 10時52分52秒 | 香港映画
警察に売人の保護をさせるな
 香港最大の裏組織・正興には麻薬に手は出さないという鉄の掟があり、ティンは掟を破った義兄弟の地蔵の指を制裁として切り落とした。
 それから15年後、ティンは金融界で成功し麻薬撲滅運動に尽力。一方、地蔵は香港麻薬四天王の一人にまで上りつめていた。
 密売組織の襲撃事件が多発したのを受け、ティンは香港最大の麻薬密売人を殺した者に1億ドルの懸賞金を出すと発表。
 かつて義兄弟の間柄だったティンと地蔵は今や宿敵となり、香港全体を巻き込み激突する。(「KINENOTE」より)


 こちらも原題が〝掃毒2〟と「2」とあるので、続編なのかなと思ったのだが、謳い文句にはなし。

 調べてみると「レクイエム 最後の銃弾」の第2弾ということらしく、話が続いているわけではなく、独立した話のようであった。

 かつては、香港最大の同じ裏組織に属していたティンと地蔵。
 地蔵は組の御法度である麻薬を扱い、ティンに指を切断され、追放されるが、その後香港麻薬四天王の一人まで上り詰める。

 一方、ティンは足を洗い、金融界で成功し、実業家として成り上がり、やがて麻薬撲滅運動に尽力する。

 相反する道を歩み始めた二人であるが、ティンが法を超えた行動を起こしたことで、香港で麻薬戦争が勃発する。

 そんな中、麻薬捜査官のラムも加えた三つ巴の対決が繰り広げられるようになる。


 一度は離れたはずのティンと地蔵の運命であるが、15年後再び交差する。

 ティンは金融業界で成功し、上場企業を経営するほどの手腕を見せ、まったく裏組織に属していた素振りも見せない。

 しかし、麻薬によって近しい人物が犠牲になった時、ティンは法を超えた行動を起こし始める。

 そこからの展開は、怒涛の展開で、いったいどのような顛末となるのか、興味深い。

 やはり最後はティンと地蔵の対決となるが、クライマックスでのカー・チェイスや銃撃戦は、街中でこれほど銃をぶっ放すのかと疑うほどの激しさであったな。

 思いもよらぬ選択をしたティンの行動が興味深く、それによって二人の行き着く先が気になる作品であった。

/5

監督:ハーマン・ヤウ
出演:アンディ・ラウ、ルイス・クー、ミウ・キウワイ、カリーナ・ラム
   ケント・チェン、クリッシー・チャウ、ラム・カートン
於:シネマート新宿

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