CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-337「アフターマス」(アメリカ)

2017年11月26日 18時54分49秒 | アメリカ映画
代償なしに新しい人生は得られない
 建設現場の現場監督として働くローマンは、空港で妻と娘の到着を待ちわびていた。
 ところが、空港職員から2人が乗っていた飛行機が空中で他の飛行機と衝突したと告げられる。それは、様々なミスや不運が重なって起きた最悪の事故だった。
 やがて真相を追及するローマンは、事故の当事者である航空管制官の行方を追うのだったが。(「allcinema」より)


 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のサスペンス・ドラマ。

 妻と娘が航空機の事故によって帰らぬ人となり、悲嘆に暮れるローマン。

 そんなローマンが事故の真相を追う姿が描かれる。

 同時に、事故の原因とされる航空管制官、ジェイクの苦悩する姿も描かれる。

 不運が重なり、ジェイクの指示が遅れたような状況で起こった事故。
 世間にも事故の原因となった管制官として名前も明らかにされ、日常生活もままならなくなり、妻や息子とも別居し、自殺まで考える。

 ローマンは居ても立ってもいられなくなり、事故現場の捜索ボランティアに参加したりして、妻と娘の遺体を発見したりする。

 賠償を提示する航空会社に対し、ただ謝罪を要求するローマン。

 こうして苦しみながら過ごすローマンとジェイクの日々が映し出される。

 ローマンは原因を引き起こしたとされるジェイクと会うことを希望する。
 ジェイクが完全な悪として描かれているわけでもないので、この二人が顔を合わせて何が起こるのか気になるところであった。


 あまり記憶には残っていなかったが、2002年に実際に起こったユーバーリンゲン空中衝突事故を基にして製作された作品。

 事故によって引き起こされる、加害者、被害者の苦悩、余波や後遺症が描かれており、重々しい雰囲気ではあったが、興味深い作品だった。

 怒りや復讐はいつしか断ち切らなければならないという感じの結末だったな。

/5

監督:エリオット・レスター
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス
    グレン・モーシャワー、マーティン・ドノヴァン、ハンナ・ウェア
於:シネマート新宿

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-336「イタズラなKiss... | トップ | 17-338「女教師 シークレッ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事