CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-338「女教師 シークレット・レッスン」(韓国)

2017年11月27日 00時00分48秒 | 韓国映画
生徒は先生に従うものだろ
 男子校の非正規採用の教師ヒョジュは、職場での差別や恋人との関係でストレスを感じていた。 ヒョジュは、3年4組の代理担任を務めることになるが、そのクラスにはバレエ特待生の美少年ジェハがいた。
 ある夜、ヒョジュは体育館倉庫でジェハと、コネで正規採用された高校の理事長の娘ヘヨンの情事を目撃してしまう。そして自身もジェハに関心を抱くのだが。(「KINENOTE」より)


 女教師と男子生徒の禁断の関係を描いたラブ・サスペンス。

 男子校の非正規教員として働くヒョジュ。
 職場での差別や作家を目指している恋人との関係に悩み、どんどんストレスがたまっていく状態。

 そんな中、高校の理事長の娘であるヘヨンが赴任してくるが、正規教員として採用される。
 そんなヘヨンに嫌悪を感じるヒョジュ。

 ある夜、体育館でヘヨンとバレエ特待生のジェハの情事を目撃してしまうヒョジュ。

 ヒョジュはそれをネタにヘヨンを脅し、更に自らもジェハに関心を抱くようになる。


 単純に一人の女教師と男子高校生の関係を描くだけの話ではない。

 コネも財力もない平凡な女教師が、何もかも恵まれているお嬢様に対し、対抗心を持ち、弱みを握ったかと思うと、気分的に優位に立つ。

 更に教え子であるジェハにも関心を持ち、やがて二人は関係を持ち始める。

 ヒョジュに対するジェハの言動が、単に彼女を好きになったような感じには思えず、何かしら裏があるような感じを受ける。

 ヒョジュはジェハとの関係も含めて満足を得、幸せを感じているようであるが、これが奈落の底に突き落とされるんだろうなという気はしてくる。

 この歪んだ三角関係がどのような結末を迎えるのだろうと興味深い展開。

 それにしてもヘヨンの言動は、その目的が判りづらかったな。
 それこそ何をしたかったんだろう。

 結局そんなヘヨンに対し、嫌悪感を抱くヒョジュは、自分の感情を抑えることが最後まで出来なかったんだな。

 何となく、自分勝手な女性二人の戦いという感じの話ではあったが、どのような展開となるのか興味深い作品ではあった。

/5

監督:キム・テヨン
出演:キム・ハヌル、ユ・イニョン、イ・ウォングン、イ・ヒジュン、イ・ギウ、チョン・ソギョン、キ・ジュボン
於:シネマート新宿

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