CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-131「クリミナル・プラン 完全なる強奪計画」(スペイン)

2017年05月02日 10時19分42秒 | スペイン映画
戻らないブーメランをどう思う?
 スペインのマドリッド。プロの強盗ヴィクトルはロシア・ギャングから、スイス・クレジット銀行を襲い、3000万ユーロを奪うというデカい計画を持ちかけられる。ヴィクトルは、厚さ数メートルものコンクリート壁を液体窒素バーナーで焼き切ることを任される。
 しかし、アジトは警察特殊部隊の急襲を受け、一味は壊滅する。
 実は、ヴィクトルは潜入捜査官だったのだ。だが、ヴィクトルは終わったはずのギャングの計画を引き継ぎ、銀行襲撃を決行しようとする。
 はたしてヴィクトルの本当の狙いとは?(「KINENOTE」より)


 マドリッドにあるスイス・クレジット銀行にある大金強奪のため、凄腕金庫破りと言われているヴィクトルがロシア・ギャングから計画参加を持ちかけられる。

 前半はそんな強盗団とヴィクトルたちが実行するための計画を進めていく様と、そんな強盗団を追う警察の姿が映し出される。

 ヴィクトルはどこか一匹狼のような雰囲気を醸し出し、更に過去に何か秘密を持っているような様子も見せる。

 果たして、この強盗の顛末はどうなるのか、ヴィクトルの運命はどうなるのか。

 話の行き着く先はここかなと思っているところで、強盗団のアジトを警察が急襲し、ギャングたちは射殺され、ヴィクトルは殺されはしなかったものの逮捕される。

 この先話はどうなるのだろうと思ったところで、思わぬ真実が明かされる。

 そして後半は、ヴィクトルが予想だにしない行動に打って出る様が描かれる。


 ヴィクトルが潜入捜査官だというのは、ちょっと予想できなかったな。

 これで強盗計画は終わりだと思われている中で、ヴィクトルだけは腑に落ちぬところがあり、それを暴き、阻止するため、驚きの行動に出る。

 そんな中で、ヴィクトルの考えは正しいのか、そして思い切った行動に出たヴィクトルの運命がどうなるのか、ここは気になるところだったな。

 意外な展開が繰り広げられ、面白い話であった。


 それにしても、金庫破りのプロというのは、でかいバーナーを上手く使いこなすことができる者のことで、実際時間はかかるし、高温にもなるので命懸けなんだな。

/5

監督:イニャーキ・ドロンソロ
出演:アラン・ヘルナンデス、ルイス・トサル、ハビエル・グティエレス、アルバ・ガローシャ
於:シネマート新宿

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