CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-185「東京喰種 トーキョーグール S」(日本)

2019年07月25日 00時58分53秒 | 日本映画
やむを得ない戦略的咀嚼
 人の姿をして人間社会に潜み、人を喰らって生きる喰種が跋扈する東京。不慮の事故で半喰種となってしまったカネキだったが、喰種たちの憩いの場となっている喫茶店“あんていく”に居場所を見つけ、人間との共存を模索する芳村やトーカたちともに穏やかな日々を送っていた。
 そんなある日、カネキの前に月山習という男が現われる。トーカの忠告にもかかわらず、月山の招待を受け、“喰種レストラン”と呼ばれる謎めいた場所に足を踏み入れるカネキ。しかし月山の正体は、美食家(グルメ)と呼ばれる、食に対して異常なこだわりを持つ喰種だった。
 そして半喰種のカネキに対し、何としてでも食したいという恐るべき欲求を抱いていたのだったが。(「allcinema」より)


 人気コミックを実写映画化した「東京喰種 トーキョーグール」に続く第2弾。

 人を食らう喰種(グール)の内臓を移植されたため半喰種となってしまったカネキ。

 普通の食事は受け付けず、人を食らうことを欲するが、ギリギリのところで踏み止まっている。

 そんなカネキに月山習というグールが近づいてくる。

 月山は美食家(グルメ)と呼ばれるグールで、食に対して異常なこだわりを持っており、カネキに会った途端、彼に対し、異常な程の欲求を感じる。

 そんな月山によって危険な身となったカネキの苦悩と戦いを描いたアクション・ホラー。


 前作ではグールを駆逐しようとする人間との対決であったと思うが、本作はグール同士の対決を描いている。

 月山のカネキに対する執着ぶりが異様でもあり、滑稽でもあり。

 なかなかインパクトあるキャラであったな。

 そんな中、半喰種としていまだに思い悩むカネキの姿、グールとして生きていることに苦悩しているグールたち。
 そしてグールであることを隠し、交流している友人たちとの関わりの苦しみが描かれる。

 今回はほぼ完全にグール側だけでの物語の展開であり、グールと人との関わり方というのは、それ程大きな展開はなかったが、カネキの先輩であり、グールであるニシキと人間である貴未が恋人関係を築いているというのが、新たな展開か。

 そして、グールの集まりである〝ピエロ〟という集団が動き出し、カネキの事故の秘密を明らかにしようとする。
 宋太という謎の男も登場し、こちらは続編を意識させる存在となっている。


 月山習という異色の存在と、カネキたちとの対決を描いた本作。
 月山のキャラが際立った作品だったな。

/5

監督:川崎拓也、平牧和彦
出演:窪田正孝、山本舞香、鈴木伸之、小笠原海、白石隼也、木竜麻生、森七菜
   桜田ひより、村井國夫、知英、マギー、ダンカン、栁俊太郎、坂東巳之助、松田翔太
於:新宿ピカデリー

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