CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-184「安市城 グレート・バトル」(韓国)

2019年07月24日 00時38分52秒 | 韓国映画
守るべきものは城の民
 西暦645年。唐の皇帝・太宗は、朝鮮半島を支配下に置こうと、自ら20万人を超える大軍を率いて高句麗の都・平壌へと進撃を開始。その圧倒的な戦力の前に、高句麗諸城の城主は次々と降伏や敗走を繰り返す。
 そんな中、安市城の城主ヤン・マンチュンは、国と民を守るため、わずか5,000人の兵を率いて、無謀ともいえる孤立無援の戦いを挑むことを決意するが。(「KINENOTE」より)


 20万の大軍を率いて高句麗へと攻め入ってきた唐の皇帝、太宗。

 首都、平壌へ進撃する唐軍に対し、わずか5千人の兵で立ち向かう、安市城の城主、ヤン・マンチュンたちの戦いを描いた歴史アクション。


 平壌からは反逆者としての烙印を押され、刺客まで送り込まれるヤン・マンチュン。

 そんな彼と兵たちが、劣勢な状況の中で戦いを挑む。

 20万の大軍に対して、数的に圧倒的不利な状況。

 反逆者として殺害するよう命令を受け、安市城へと戻ってきたサムルが、ヤン・マンチュンの人となりに触れることによって変わっていく様子。

 そしてヤン・マンチュンを慕う城内の人々。

 安市城と城主のために命を賭した行動を取る、仲間たち。

 設定とストーリーとしては、これまでに観たようなオーソドックスなものではあったが、劣勢の中で立ち向かう展開には緊迫感があり、またドラマティックでもある。

 戦いのシーンを見ていると、現実的にどうかなと思うような展開もあったりするが、唐の猛攻を何とか凌いでいく安市城の戦いには、ちょっとスッキリする。

 それにしても戦いのクライマックス、ヤン・マンチュンが大弓を引くシーンは、出来過ぎじゃないかな。

 劣勢な状況での戦いを描く歴史アクション。

 設定としてはオーソドックスなものではあったが、緊迫した展開で惹き込まれる作品であった。

/5

監督:キム・グァンシク
出演:チョ・インソン、パク・ソンウン、ペ・ソンウ、ソリョン、ナム・ジュヒョク
於:シネマート新宿

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