CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-063「バニシング・ポイント」(アメリカ)

2023年03月23日 00時49分10秒 | アメリカ映画
何を証明しようというんだ
 ベトナム戦争で名誉勲章を受け、レースドライバーや警官の職を経て現在は車の陸送で生計を立てるコワルスキーは、コロラド州デンバーから1200マイル離れたサンフランシスコまで、白の70年型ダッジ・チャレンジャーを15時間で届ける賭けをする。
 交通法規を無視して暴走する彼を警察が追う中、警察無線を傍受した盲目の黒人DJスーパー・ソウルがラジオで実況中継を開始。
 コワルスキーの逃走劇は世間の注目の的となるが。(「作品資料」より)


 1971年製作、同じ年に日本でも公開され、ヒットしたという作品。

 4Kデジタルリマスター版として、およそ50年ぶりのリバイバル公開されたものを鑑賞。

 デンバーからサンフランシスコへ70年型ダッジ・チャージャーを運ぶこととなったコワルスキー。

 期日はそんなに急がなくても問題なかったが、15時間で届けるという賭けをして、1200マイルの距離を暴走する。

 そして、そんなコワルスキーを止めようとい数多の警官たちが彼を追いかける。

 左右に荒野が広がる道や砂漠の中を疾走するコワルスキー。

 パトカーや白バイとのカーチェイスは見応えあるスピード感であったな。

 基本的には、コワルスキーがダッジ・チャージャーを飛ばし、それを警官たちが止めようとしてくる展開が続いていく。

 それをラジオの電波に乗せて中継するのが、盲目のDJ、スーパー・ソウル。

 洋楽はよく知らないが、軽快なロックが全編に流れ、ダッジ・チャージャーの疾走感とよく合っていたな。

 果たして、何故コワルスキーはそんなにスピードにこだわったのか。

 途中、彼の過去を回想するようなシーンもあるが、ベトナム戦争に従軍していたり、警官であったり、レーサーであったりと過去はバラエティに富んでいたな。

 時代的には、アメリカン・ニューシネマ全盛時に製作された作品であるが、解説では一線を画す作品とも言われている。

 ラスト・シーンからして、アメリカン・ニューシネマらしいものだなとは思ったのだが。

 コワルスキーの行き着く先がどうなるのか、気になる展開であった。

/5

監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ヴィクトリア・メドリン、ポール・コスロ、ボブ・ドナー、ティモシー・スコット
   ギルダ・テクスター、デラニー&ボニー&フレンズ、セヴァーン・ダーデン、ジョン・エイモス、アンソニー・ジェイムス、アーサー・マレット
於:シネマート新宿

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