見えないことは実はとても強い。
例えば
自分が長い通路を渡るとする。
両脇は壁で遮られている。
壁の外は見えない。
なのでとりあえず通路をどんどん進むことはできる。
一方で、両脇の壁がガラスで透き通っている場合はどうか。
透き通った壁の外は絶壁である。
とても高い絶壁である。
そこを覗くと体が縮み上がるくらいだ。
と、そうなると通路を歩くことさえできなくなる。
前に進めない。
怖いからである。
知らない強さは存在する。
考えない強さも存在する。
意識するから弱くなる。
知らない、見ない、感じない。
そこには拒否する力が存在する。
拒絶は生きる上で大きなパワーを持っている。
昨今のたくさんのニュースや情報を有り難く見たり聞いたりしてる自分は、むしろ自ら狭い通路に入り込んであるのかもしれないな。
未来のことも、むしろあまり考えない方がいいのかもしれないな。
同様に面白い趣味はいいが、あまり勤勉に勉強するのも考えものだ。
テレビもネットも情報を私に詰め込もうとしている。
詰め込んで恐怖を植えつけて高い恐怖症の薬を売りつけようとするのだろう。
野山に囲まれた小さな庵で自給自足ができたらそれが一番人間として幸せな気がしている。
ただし、孤独が友になるだろうけれどね。
一人遊びが好きならばそれがいいな。。。