学生の頃はエアチェックということをしてました。
FM放送から流れる音楽をラジカセで録音するのです。
AM放送と違って音質が綺麗に聴こえるのでカセットテープで録音してもわりと綺麗に録音できてました。
カセットテープも何種類もグレードがあってクロームテープなんてのもあり、今でもあるのでしょうかね。
Dolby録音ていうのもありました。
昼頃にNHKでお昼の音楽という放送をしてて歌謡曲のヒットアルバムをほぼ1本分くらいを流してくれてて、曲と曲の間にはアナウンサーが喋ってて、曲の流れてる時はほぼ全く喋らずにいてくれてました。
平和な時代です。
私が感じる「ゆとり」ってそんな印象です。
やや不便な気もしますが、便利すぎても人間って、おかしくなってしまいます。
例えばご飯は自分でよそって好きに食べるから自由なのであって、口の中まで、または胃袋までも自動で入れてくれるような機会を使う時代になったら息がつまるし、胃袋も詰まりますよ、きっと。
メガネをかけてるから目が悪いことの不便さが適度に刺激をくれますが、コンタクトレンズ、さらに視力回復が楽にできるようになったら、もうそれはすでにサイボーグ。
なんだか、我々は間違った便利や間違った自由の方向に進んでる気がします。
便利と引き換えに自由を捨てる。
言ってみればそんな印象で日々暮らしてます。
ごそごそと面倒なエアチェックをしていた頃が懐かしいです。。