アルバイトの同僚の先輩が辞めたらしい。
噂ではクビだとか。
でも今の時代、そう簡単にクビにはできない。
確かにミスが続いた先輩だった。
半年でやや大きめなミスが3回続いた。
運もありそうなミスだけれど。
明日は我が身の様に感じる。
上司の人の話だと異動させられたと言っている。
まぁそれはあり得るけれど、本当にそうかどうか。
自分の年齢では雇用の現場はなかなか難しい。
確かに求人をしてもなかなか人が採用できないのが今の世間様。
でも、やはり現場は若者を求める。
そう言えば、社員として働いていた時の職場が閉鎖になっていた。
以前からなかなか良い従業員が採用できていない職場だった。
利益はなかなか出ない職場で、自分が居た頃もギリギリの黒字。
下手すると一気に大赤字に転がり落ちる営業所だった。
だからと言って使えない従業員を採用しても赤字は好転に変えられないだろう。
やはり、利益が血液の如く重要な課題になる。
已むを得ないのが現実。
理想だけでは成り立たない現実。
しかし、それに固執するとメンタルをやられてしまう。
最近の自殺者の多くはその辺に課題を抱えていたのでは無いかしら。
両立は困難な時代。
そこを上手く通過するには世間を変えなければ難しい。
多くの人間が誤魔化されてる問題があり、ステルス問題の一つ。
何が重要で何が課題なのか。
自分自身も課題を抱えてる。
すでに答えは出ているのに、それを口に出せていないし、実行もしていない。
なぜか?
その「なぜか」が言えない。
敢えて考えないようにしてる。
だから、曖昧に問題提起して暗闇の中で悩む。
悩みは不安から来る。
不安の正体は「はっきり見えないモノ」が要因らしい。
その不安がはっきり見えたら、正体が明らかになりスッキリするか、或いはその物によっては恐怖に変わるか、どちらかだと養老先生は言っていた。
おばけの正体が枯葉ならホッとする。
おばけの正体がライオンなら恐怖に慄くだろう。
或いは戦うために身構えるか。
答えが出ればする事は簡単だ。
はっきりさせないのはなぜか?
先に恐怖を感じ取り、思考をそこに置きたくないからだろうか。
思考がそこに行かなくても時間は冷酷。
着実にそれを明らかにする。
現実になる。
見たく無いものを見ないで通り過ぎようとしてる。
今の日本人全員がそうなってる気がする。
私自身も同様なのだろう。
愚痴を言い続ける愚か者。
今後、自殺者は更に増えるなのだろうかねぇ、と皮肉ってる愚か者が鏡に見えるか。