四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

高田渡 『ブラザー軒 』

2020-11-28 10:34:20 | 音楽

この本から一つ知った曲がある。
高田渡さんの『ブラザー軒』

仙台に在住していた詩人、菅原克己さんの詩「ブラザー軒」に
高田渡さんが曲を付けて歌っていたという。

♪東一番町 ブラザー軒
 たなばたの夜 キラキラ波打つ 
 硝子簾の向うの闇に

僕は初めてこの曲を聴いた。
聴いていて胸に沁みる。
何か哀しさが心に響く。
高田渡さんの歌声、味があっていいねぇ。

菅原克己さんは、子どものころ七夕の季節になると、
家族そろって仙台の東一番町に出かけたという。
ブラザー軒、老舗の洋食と中華の店。
ネットで調べたら、閉店の文字が・・・。
これも時代の流れか、ちょっと寂しさが募る。

本からいろんなことを学ぶこともある。
仙台の街は行ったことがないからよくわからないけど、
著者・前野久美子さんの仙台で文化を発信する熱意から、
人々との付き合いや前向きな生き方など教わった気がする。

ブラザー軒 高田渡
コメント
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