猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

2017-12-20 08:26:53 | 日記
2013年のアメリカ映画「肉」。

ニューヨーク北部の片田舎で暮らすパーカー家は、父親フランク(ビル・セイジ)、
母親エマ、長女アイリス(アンビル・チルダーズ)、次女ローズ(ジュリア・ガーナ
ー)、そして幼い長男ロリーの5人で慎ましく静かに生活していた。ある日母親の
エマが不慮の事故で死んでしまい、一家は代々伝わるある儀式を長女と次女が引
き継ぐことになる。

メキシコのホラー映画のリメイク作品。特別怖くはないのだが、暗く不気味な雰
囲気はまあまあ良かった。
パーカー家の主婦エマが路上で急に苦しみ出し、用水路に落ちて死んでしまうと
ころから物語は始まる。実はこの一家には秘密があり、母親が死んだことで、今
まで母親が担ってきたあることを、姉妹が引き継がなくてはならなくなっていた。
街ではある若い娘が行方不明になっていた。エマの検視をしたバロー医師(マイケ
ル・パークス)は、エマがある病気にかかっていたことに気づく。
「肉」って…すごく直接的な邦題だなあ。ストーリーが推測できてしまうような。
DVDのジャケット写真は姉妹が可憐で、「肉」という字もレースで描かれていて、
不思議な雰囲気を醸し出している。大体この家に伝わるある秘密の儀式、母親が
死んだのなら父親がやれよと思ってしまうが、どうやら代々主婦が担当してきた
らしく、美少女姉妹がやらなくてはならなくなったようなのだ。次女のローズは
抵抗を示すが、長女のアイリスは「私は長女だから仕方ないわ」と諦めているよ
うな悟っているような態度である。
全体的に少し退屈な感じなのだが、バロー医師はエマを検視したことによって、
あることに気づく。しかもそれは実在する病気らしいので怖い。バロー医師が気
づくのがちょっと突飛というか、そこまでわかる?という気もしたが、この辺り
から物語はおもしろくなってくる。
姉妹の運命はどうなってしまうのだろう。エグい映画が好きな方にはオススメ。




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コメント (4)
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