港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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ラジオ関西・電話リクエスト 1961年大晦日

2013-12-31 06:52:54 | ポップス

1961年といえばポピュラーソングが最も流行した時期であったと思われます。
当時のヒット曲は必ずといってもいいほど日本語の歌詞がつけられ、
日本人の歌手がカバーしていて お年寄りから子供までが口ずさんでいた頃でした。
1961年12月31日(午後7~9時)に放送されたラジオ関西の電話リクエストは、
この年を象徴するヒット曲と定盤などで 1961年の集大成となりました。

クワイ河マーチ  ミッチ・ミラー楽団と合唱団
遥かなるアラモ  ブラザース・フォー
悲しき少年兵  ジョニー・ディアフィールド
倖せがいっぱい  ミーナ・マッツィーニ
闘牛士のマンボ  ペレス・プラード楽団
北風  テキサス・ビル・ストレングス
悲しき16才  ケーシー・リンデン
世界は日の出を待っている 消防五人組
悲しき街角  デル・シャノン
死ぬ程愛して  アリダ・ケッリ
祈り  ロベルト・デルガート楽団
アラスカ魂  ジョニー・ホートン
GIブルース  エルヴィス・プレスリー
峠の幌馬車  ビリー・ヴォーン楽団
夢のデイト  コニー・フランシス
君しのぶ宵  ジーン・ブラック
黒い傷あとのブルース  アンリ・ド・パリ楽団
電話でキッス  ポール・アンカ
コーヒー・ルンバ  ウーゴー・ブランコ楽団
悲しき片想い  ヘレン・シャピロ
ラ・クンパルシータ  フロリンド・サッソーネ楽団
涙のムーディ・リバー パット・ブーン
月光のノクターン  ディック・ジェイコブス楽団と合唱団
日曜はダメよ  ドン・コスタ楽団
ローハイド  フランキー・レイン
栄光への脱出  パット・ブーン
小さな悪魔  ニール・セダカ
碧空  アルフレッド・ハウゼ楽団
雪の降る街を (演奏者不明)


↓は電リクの定盤 ペレス・プラード楽団の『闘牛士のマンボ』 YOUTUBEより


↓は同じく電リクの定盤 アルフレッド・ハウゼ楽団の『碧空』 YOUTUBEより 

映画音楽史(12) 『風と共に去りぬ』 1952年公開

2013-12-30 10:09:48 | 映画音楽



『風と共に去りぬ』 Gone With The Wind (米) 1939年制作
監督 ヴィクター・フレミング
音楽 マックス・スタイナー、ルー・フォーブス
主演 レッド・バトラー … クラーク・ゲイブル
    スカーレット・オハラ … ヴィヴィアン・リー
    メラニー・ハミルトン … オリヴィア・デ・ハビランド
主題歌 タラのテーマ   (Tara's Theme)

マーガレット・ミッチェルの長編小説を映画化。
南北戦争前後の南部ジョージアを舞台に情熱の女スカーレットの半生を描く。

壮大なスケールで抒情的な主題歌はスタイナーの作曲によるもので
スタイナーのサントラ盤のほか、テナーサックスのサム・テイラーの演奏もヒットしました。

↓はマックス・スタイナー指揮のサウンドトラック盤 『タラのテーマ』 YOUTUBEより

映画音楽史(11) 『黄色いリボン』 1951年公開

2013-12-29 12:39:09 | 映画音楽



『黄色いリボン』 She Wore a Yellow Ribbon (米) 1949年制作
監督 ジョン・フォード
音楽 ルシアン・カイリエ
主演 ブリトルス大尉 … ジョン・ウエイン
    オリヴィア … ジョァン・ドルウ
    コーヒル中尉 … ジョン・エイガ―
    タイリー軍曹 … ベン・ジョンソン
主題歌 黄色いリボン  (She Wore a Yellow Ribbon)

ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の一編。
退役を間近にひかえた老大尉ブリストルとその部下や守備隊帳の姪オリヴィアを中心に
西部の大自然を情緒豊かに描いた当時のフォード監督としては珍しい色彩西部劇映画。

原曲は、黄色いリボンを首に捲くのは恋人のいる証し、という内容の1830年頃の古い民謡。
これにルシアン・ゲイリードとリチャード・ヘイジマンが編曲したものです。
映画では、巧みにテンポを変えながら全編に流れています。
発売されたレコードはミッチ・ミラー楽団のものとジョニー・ハート楽団のものがありますが
それぞれ歌詞は違っています。
映画ではジョニー・ハート楽団の歌詞が使われていました。
聞き比べたい方は双方ともYOUTUBEに上がっていますので…

ジョニー・ハート楽団 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ufABukMOcPI

Round her neck she wore a yellow ribbon
She wore it in the winter
And merry month May
When I asked her why the yellow ribbon
She said, It's for my lover  who is in the cavalry
Cavalry, cavalry…

ミッチ・ミラー楽団 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=63I5QbUnfs4

Around her neck she wore a yellow ribbon
She wore it in the springtime
And in the month of May. hey hey
And if you asked her why the heck she wore it
She wore it for her lover who was far,far away
Far away far away …

↓は映画『黄色いリボン』のタイトルバック YOUTUBEより



ポップス・ベストテン 1961年12月 その5

2013-12-28 05:44:42 | ポップス

1961年最後のランキングになりました。
『今週のベストテン』では週間のベストテンに代わって年間ランキングが発表されました。

『今週のベストテン』1961年12月30日 年間ベスト20
①太陽がいっぱい  サウンドドラック
②峠の幌馬車  ビリー・ヴォーン楽団
③悲しき少年兵  ジョニー・ディアフィールド
④コーヒー・ルンバ  ウーゴー・ブランコ楽団
⑤遥かなるアラモ  ブラザース・フォー
⑥カレンダー・ガール  ニール・セダカ
⑦悲しき街角  デル・シャノン
⑧栄光への脱出  パット・ブーン
⑨黒い傷あとのブルース  アンリ・ド・パリ楽団
⑩アラスカ魂  ジョニー・ホートン
⑪G.Iブルース  エルヴィス・プレスリー
⑫ボーイ・ハント  コニー・フランシス
⑬日曜はダメよ  ドン・コスタ楽団他
⑭ポケット・トランジスタ  アルマ・コーガン
⑮月光のノクターン  ディック・ジェイコブス楽団と合唱団
⑯夢のデイト  コニー・フランシス
⑰君こそすべて  ニール・セダカ
⑱小さな悪魔  ニール・セダカ
⑲悲しき足音  スティーブ・ローレンス
⑳サレンダー  エルヴィス・プレスリー

一方、『今週のヒットレコード』でも、年間ランキングの発表とともに
週間ベストテンの発表もありました。

『今週のヒットレコード』1961年12月31日 年間ベストテン
①悲しき少年兵  ジョニー・ディアフィールド
②悲しき街角 デル・シャノン
③峠の幌馬車  ビリー・ヴォーン楽団
④カレンダー・ガール  ニール・セダカ
⑤栄光への脱出  パット・ブーン
⑥G.Iブルース  エルヴィス・プレスリー
⑦ポケット・トランジスタ  アルマ・コーガン
⑧日曜はダメよ  ドン・コスタ楽団他
⑨ボーイ・ハント  コニー・フランシス
⑩電話でキッス  ポール・アンカ

『今週のヒットレコード』1961年12月31日 週間ベストテン
①電話でキッス ポール・アンカ
②悲しき街角 デル・シャノン
③漕げよマイケル ハイウェイメン
④夢のデイト コニー・フランシス
⑤明日なき十代 アムラム・バーロー楽団
⑥悲しき片想い ヘレン・シャピロ
⑦星に語れば リンダ・スコット
⑧マリーは恋人 エルヴィス・プレスリー
⑨月光のノクターン ディック・ジェイコブス楽団と合唱団
⑩九月になれば ボビー・ダーリン楽団


年間ベストを比べてみますと、順位に多少の違いはありますが、
『太陽がいっぱい』と『電話でキッス』を除いては
両番組とも順当な楽曲が選出されているようです。
こうしてみると、やはり【一姫四天王】の最盛期で、選出曲の約半数を占めています。

↓は、『今週のベストテン』年間17位のニール・セダカ『君こそすべて』 YOUTUBEより


映画音楽史(10) 『別働隊』 1951年公開

2013-12-26 09:15:46 | 映画音楽



『別働隊』 Captain Carey U.S.A. (米) 1950年制作
監督 ミッチェル・ライゼン
音楽 ヒューゴー・フリートホーファー
主演 キャプテン・ケリー … アラン・ラッド
    ジュリア … ワンダ・ヘンドリックス
主題歌 モナリザ (Mona Lisa)

マーサー・オルブライトのベストセラー小説を映画化した戦争活劇。
米軍ケリー大尉はイタリアのパルチザンと共に独軍と戦うが裏切り者によって玉砕し、九死に一生で帰還する。
戦争が終わったあと、ケリーは裏切り者が誰だったのかを突き止めるために再び現地に戻り、恋人のジュリアと再会する。

『モナリザ』の作曲はジェイ・リビングストン、作詞はレイ・エヴァンス。
映画では、パルチザンの合言葉の口笛として使われていました。
キング・コールの『モナリザ』があたかも映画音楽として扱われていますが、
映画の完成にあわせてレコーディングされたもので、映画で聞くことはできません。

Mona Lisa, Mona Lisa Men have named you
You're so like the lady with the mystic smile
Is it only cause you're lonely They have blamed you
For that Mona Lisa strangeness in your smile

↓はナット・キング・コールの『モナリザ』 YOUTUBEより