港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『マイアミ・ビーチ・ルンバ』 ザヴィア・クガー楽団

2016-02-29 12:17:49 | 名曲セレクション

”Miami Beach Rumba” Xavier Cugart And His Orchstra



1946年にラテン・ピアニストのアーヴィング・フィールズがマイアミのホテルで作曲したアメリカ製ラテン・ナンバーの名曲です。
当初はアーヴィング・フィールズのトリオで録音されて世に出ましたが、やがて英詩(アルバート・ゲイムズ)、スペイン語詩
(ジョニー・カマーチョ)がつけられてニューヨークのラテン・ファンの間で火が付き、これをザヴィア・クガーが演奏することによって
世界的に大ヒットとなりました。
このヒットで、ザヴィア・クガ―はルンバの王様と称されることになります。


↓はザヴィア・クガー楽団の『マイアミ・ビーチ・ルンバ』 YOUTUBEより


そういえば、昔はザヴィエル・クガート楽団と言っていましたね。


『パダム・パダム』 エディット・ピアフ

2016-02-28 12:05:27 | 名曲セレクション

”Padam Padam” Edith Piaf



1951年にノルベール・グランズベールが作曲、アンリ・コンテが詩を付けたピアフの代表的シャンソンです。
タイトルの”Padam Padam”は自分と共に生きてきた自分自身心拍音で、これまでの自身の生き様でもあるようです。
ピアフを取り上げるなら先ずは『愛の讃歌』そして『バラ色の人生』なのかもしれませんが、敢えて『パダム・パダム』を
一番手にしました。

Cet air qui m’obsède jour et nuit
Cet air n’est pas né d’aujourd’hui
Il vient d’aussi loin que je viens
Traîné par cent mille musiciens
Un jour cet air me rendra folle
Cent fois j’ai voulu dire pourquoi
Mais il m’a coupé la parole
Il parle toujours avant moi
Et sa voix couvre ma voix

↓はエディット・ピアフの『パダム・パダム』 YOUTUBEより


私が『電リク』でよく聞いたのは、オランピア劇場で観客との言葉の掛け合いがあったのライブ盤でした。
その時の解説では、ピアフが唄い出しに失敗して観客になだめられ笑って唄い直したということでした。
残念ながらそのライブ盤はYOUTUBEにはあがっていません。


『シャルメーヌ』 マントヴァーニ楽団

2016-02-27 10:54:28 | 名曲セレクション

”Charmaine” Mantovani Orchestra



1913年にエルノ・ラペーが作曲した楽曲で、このブログの映画音楽史では取り上げませんでしたが、1926年に制作された
ラウォール・ウォルシュ監督のアメリカ映画『栄光』の主題歌 ( サイレント映画の劇場伴奏用 ) でもありました。
その映画の中で、ヴィクター・マクラグレン扮するフラッグ大尉が第一次大戦のフランス戦線でドロレス・デル・リオ扮する
フランスの村娘と恋に堕ちるのですがその娘の名前が『シャルメーヌ』という名前で、彼女のテーマ曲となっています。
1951年にマントヴァーニの編曲による煌びやかな演奏がミリオンセラーを記録、マントヴァーニ楽団の出世作となりました。

↓はマントヴァーニ楽団の『シャルメーヌ』 YOUTUBEより




『スリーピー・ラグーン』 ハリー・ジェームズ楽団

2016-02-26 11:11:35 | 名曲セレクション

”Sleepy Lagoon” Harry James & His Orchestra



1930年にイギリスのエリック・コーツが作曲し、後にはジャック・ローレンスが詩を付けたスタンダード・ナンバーです。
ラグーンとは珊瑚礁の中にある夢のような小さな湖のことで、そんな世界に誘なうとても甘美なメロディーとなっており、
名トランぺッターであるハリー・ジェームズの代表曲となっています。

↓はハリー・ジェームズ楽団の『スリーピー・ラグーン』 YOUTUBEより



『ひき潮』 フランク・チャックスフィールド楽団

2016-02-25 11:26:50 | 名曲セレクション

”Ebb Tide ” Frank Chacksfield & His Orchestra



昨日から連続で『ひき潮』なのですが、こちらはムード音楽のパイオニア的存在であるメラクリーノ楽団
( ジョージ・メラクリーノ ) を継承するイギリスの正統派フランク・チャックスフィールド楽団です。
波の音や海鳥のさえずりを織り込んで、ロバート・マクスウェルに負けじ劣らずの情感豊かに仕上げた
名演奏です。

↓は フランク・チャックスフィールド楽団の『ひき潮』 YOUTUBEより



また、この曲は多くの演奏家や歌手がレコーディングを競い合っていますのでリンク付をしておきます。

ジョン・ゲイリー
フランク・シナトラ
プラターズ
マントヴァーニ楽団
パーシー・フェイス楽団
ファウスト・パペッティ楽団

そして

ミーナ・マッツィーニ も英詩で…

First the tide rushes in
Plants a kiss on the shore
Then rolls out to sea
And the sea is very still once more

↓は ミーナ・マッツィーニの『ひき潮』 YOUTUBEより