港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『幸福を売る男』 シャンソンの友

2016-11-30 14:59:46 | 名曲セレクション

”Le marchand de bonheur” Les compagnons de la chanson



この曲は1960年にジャン・ブルーソルが作詞、ジャン・ピエール・カルヴェが作曲した軽快なシャンソンです。
同年にフランスのコーラス・グループである「シャンソンの友」が唄ってヒット、ダリオ・モレノやフレッド・メッラなども
レコーディングしていますが、聞きやすさからいえば「シャンソンの友」がお奨めです。
歌詞の内容は、放浪者が町から町へ幸せになる歌を売り歩くというもので、日本でも「俺ぃらバガボン~」などと訳
され唄われていました。

Je suis le vagabond, le marchand de bonheur,
Je n'ai que des chansons à mettre dans les cœurs
Vous me verrez passer, chacun à votre tour,
Passer au vent léger, au moment de l'amour

↓はシャンソンの友の『幸福を売る男』 YOUTUBEより

『ブルー・タンゴ』 ルロイ・アンダーソン楽団

2016-11-29 16:17:28 | 名曲セレクション

”Blue Tango” Leroy Anderson and His Orchestra



この曲はアーサー・フィードラー指揮のボストン・ポップス付きの作曲家として活躍したルロイ・アンダーソンが1951年に
作曲したコンチネンタル・タンゴで、彼自身の率いる楽団のレコードが1951年末から5週連続で全米No.1に輝き、彼の
作品の中でも最大のヒット曲となっています。
ヨーロッパ風の華麗で重厚なコンチネンタル・タンゴとは違って、軽やかでセミ・クラシックな香りのするタンゴです。
この曲が全米を席巻したこともあって、多くの楽団がレコーディングを競いました。ユーゴー・ウィンターハルター楽団、
マントヴァーニー楽団、ビリー・ヴォーン楽団、レス・バクスター楽団さらにはアルフレッド・ハウゼも追随しています。

↓はルロイ・アンダーソン楽団の『ブルー・タンゴ』 YOUTUBEより



『さらばジャマイカ』 ハリー・ベラフォンテ

2016-11-28 14:24:44 | 名曲セレクション

”Jamaica Farewell” Harry Belafonte



原曲のメロディはジャマイカ民謡で、これにベラフォンテとロード・バージェスが共同で加筆してカリプソ・ソングに仕立てて
1956年にベラフォンテのデビュー・ヒットとなりました。
歌詞は、ジャマイカや近隣の諸島の自然を謳いながら、首都キングストンで出会った少女への心情などが綴られています。

Down the bay where the nights are gay
And the sun shines daily on the mountain top
I took a trip on a sailing ship
And when I reached Jamaica I made a stop
But I'm sad to say I'm on my way
Won't be back for many a day
My heart is down, my head is turning around
I had to leave a little girl in Kingston town

↓はハリー・ベラフォンテの『さらばジャマイカ』 YOUTUBEより



『グリーンフィールズ』 ブラザーズ・フォー

2016-11-27 01:36:57 | 名曲セレクション

”Greenfields” The Brothers Four



この曲は1959年にイージー・ライダーズのメンバーであるテリー・ギルソン、リチャード・ディール、フランク・ミラーの三人が
共同で作詞・作曲したアメリカン・モダン・フォークで、1960年1月にコロムビア・レコードから発売されたブラザーズ・フォーの
実質的なデビュー曲となりました。
去ってしまった恋人の帰りをいつまでも待ちわびるという悲しい歌詞をブラザーズ・フォーが見事なハーモニーにのせて
切々と唄い上げ、全米2位の快挙を成し遂げました。
また、日本でも【今週のベストテン】において、1960年8月第2週から1961年2月にわたって30週連続で10位内にランクインし、
1962年12月第3週には当時不動のベストワンであった『太陽がいっぱい』を押さえて堂々の第1位に輝いています。

Once there were green fields kissed by the sun
Once there were valleys where rivers used to run
Once there were blue skies with white clouds high above
Once they were part of an everlasting love
We were the lovers who strolled through green fields

↓はブラザーズ・フォーの『グリーンフィールズ』 YOUTUBEより

『白い渚のブルース』 アッカー・ビルクのクラリネット

2016-11-26 14:03:37 | 名曲セレクション

”Stranger On The Shore” Acker Bilk



この曲はアッカー・ビルクが”Jenny”というタイトルで作曲したのですが、ロバート・メリンの英詩がついて、母国イギリス
で1961年に放映されたTVシリーズ ”Stranger On The Shore”(渚の見知らぬ人) のテーマ曲となって一躍脚光を浴び、
全英及び全米でNo.1のミリオン・ヒットになりました。
アッカー・ビルクはイングランドのサマーセット州生まれで、クラリネット奏者として名を上げて1955~64年には自らの
ジャズ・バンドを指揮していましたがその後の活躍を聞くことはありませんでした。
日本でもかなりのヒットだったと思ったのですが、【今週のベスト・テン】では1962年8月にただ一度(10位)しかランクイン
しておりません。

↓はアッカー・ビルクのクラリネットで『白い渚のブルース』 YOUTUBEより