港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『12月1日』

2019-11-30 17:21:58 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆マット・モンロー Matt Monro (1930.12.01~1985.2.07)



007シリーズの『ロシアより愛をこめて』で一躍有名になったイギリスのポップシンガーです。
ロンドンに生まれ、学業を終えてからは路線バスの運転手として勤務し、「歌うバス運転手」として評判になってCMソングや
TVショーへの出演で注目され、1957年にデッカ・レコードと契約しました。1960年頃から英国内でヒット曲を飛ばしはじめ、
1961年の『愛の肖像』が全英3位となりました。1963年には映画『007危機一発』の主題歌となった『ロシアより愛をこめて』
1966年には『野生のエルザ』の主題歌『ボーン・フリー』によって、1960年代~1970年代において英国で最も人気のあった
歌手の一人となりました。

【主要歌唱曲】
1961年『愛の肖像(モナリザのおもかげ)』Portrait Of My Love 視聴
1963年『ロシアより愛をこめて』From Russia With Love【YOUTUBEより】

1966年『野生のエルザ』Born Free 視聴
1967年『さらばベルリンの灯』Wednesday's Child 視聴
1967年『夕映えの二人』The Music Played【YOUTUBEより】


『11月30日』

2019-11-29 18:38:01 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ダニエル・リカーリ Daniele Licari (1936.11.30~ )



透き通ったヴォカリーズにより「スキャットの女王」との異名を持つフランスの歌手です。
パ・ド・カレー県ブローニュ・シュル・メール市に生まれ、12歳で国営放送のコーラス・グループに入って最初はスタジオ聖歌隊
となり、18歳の時にはレ・バランティーヌの一員として歌手活動を始めていました。
1963年にジャック・ドミ監督の映画「シェルブールの雨傘」でカトリーヌ・ドヌーヴの吹き替えでその名を知られるようになり
ポール・モーリアやレイモン・ルフェーヴルの日本公演にも参加して一躍スキャットの女王としての不動の地位を築き上げました。
1970年に若手のクラシック・ピアニストであるサン・プルウがあえて彼女の声域に合わせるように作曲したクラシカルな楽曲
「一つの声のための協奏曲」(邦題=ふたりの天使)をリリース、日本でも1970年7月から11月にかけての大ヒットでその存在感を示し
ました。

↓はダニエル・リカーリの吹き替えによる『シェルブールの雨傘』【YOUTUBEより】


↓はポール・モーリア楽団とダニエル・リカーリの『エーゲ海の真珠』【YOUTUBEより】


↓はレイモン・ルフェーヴル楽団とダニエル・リカーリの『哀愁のアダージョ』【YOUTUBEより】


↓はサン・プルウ楽団とダニエル・リカーリの『ふたりの天使』【YOUTUBEより】



【ご命日】

★ エルンスト・ルビッチ Ernst Lubitsch (1892.1.29~1947.11.30)



重厚な演出に艶笑味を加え風俗喜劇で一時代を築きあげてハリウッドでも活躍したドイツ人映画監督。
主な監督作品として『結婚哲学』『ウィンダミア夫人の扇 』『陽気な中尉さん』『生活の設計』『ニノチカ』などがある。


『11月29日』

2019-11-28 22:28:12 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ピエール・ガスパール・ユイ Pierre Gaspard-Huit (1917.11.29~2017.5.01)



フランス最初の70ミリ映画『シェラザード』で知名度をあげた映画監督です。
ジロンド県リブルヌに生まれ、中等教育を終えて戦前のベルリンでシネマテークで映画の研究をし、ドイツやフランスで助監督を
務めるようになりました。大戦後の1946年から短編映画の制作を始め、1950年に画家モーリス・ユトリロの人生を描いた映画
『モーリス・ユトリロの劇的人生』がルイ・リュミエール賞となって一躍脚光を浴びました。1955年には "Sophie et le Crime"
(ソフィーと犯罪)で長編監督として一本立ちし数本の作品を作った後、1963年にはフランスとしては最初の70ミリ映画となる
大作『シェラザード』の監督を任されましたがその評価は芳しくなく、1966年の『エヴァの恋人』を最後に映画から退いてしまい
それ以降はTV界へ移ってテレビシリーズを手がけ映画界に復帰することはありませんでした。

【主要監督作品】
1956年『巴里野郎 (カナイユ)』 Paris canaille 

1958年『恋ひとすじに』 Christine

1963年『シェラザード』 Shéhérazade

1966年『エヴァの恋人』 À belles dents



【ご命日】

★マリオ・モニチェリ Mario Monicelli (1915.5.16~2010.11.29)



風俗喜劇を得意とする息の長い堅実なイタリアの映画監督。
主な監督作品として『戦争』『ボッカチオ'70 』『明日に生きる』『ゴールデン・ハンター』などがある。


★ケーリー・グラント Cary Grant (1904.1.18~1986.11.29)



イギリス仕込みの軽妙洒脱な演技と親しみやすい人柄で人気を博した俳優。
主な出演作品として『新婚道中記』『コンドル』『断崖』『汚名』『北北西に進路を取れ』『シャレード』などがある。


★ダニエル・ジェラン Daniel Gélin (1921.5.19~2002.11.29)



陰りがあるニヒルな二枚目として1950年代に活躍したフランスの俳優。
主な出演作品として『愛すべき御婦人たち』『愛情の瞬間』『埋れた青春』『過去を持つ愛情』などがある。


★ナタリー・ウッド Natalie Wood (1938.7.20~1981.11.29)



愛らしい子役から『ウエストサイド物語』などでトップ・スターとなったハリウッド女優。
主な出演作品として『理由なき反抗』『草原の輝き』『ウエストサイド物語』『グレートレース』などがある。


『11月28日』

2019-11-27 17:29:09 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆マリオ・ナシンベーネ Mario Nascimbene (1913.11.28~2002.1.06)



映画に融合した情感豊かで心を揺り動かす主題歌を書いたイタリア出身の国際的な映画音楽家です。
ミラノに生まれ、ミラノ音楽院で作曲とオーケストラ指揮を学び、卒業後は 室内楽とバレエのための純音楽を作曲していました。
1941年にフェルディナンド・マリア・ポッジョリ監督の映画 "L'amore canta"(ラブソング)のサウンド・トラックの作成を依頼
されたことから映画界入りし、多くのイタリア映画のスコアを書きました。その手腕が認められて1954年にハリウッドに招かれ
映画『裸足の伯爵夫人』のスコアを依頼されその主題歌『裸足のボレロ』がヒットしてアメリカでも人気作曲家となりました。
その後ハリウッドを主戦場として数多くの映画音楽に携わりましたが、大きな成果を得るには至りませんでした。
ナシンベーネがその本領を発揮したのがイタリアに戻って書き上げた『激しい季節』『鞄を持った女』『国境は燃えている』 の
三作品で、いずれも情感豊かで心を揺り動かす主題歌として脚光を浴びました。
しかし、その後の出来はあまり芳しくなく、1970年代に入ると映画からTV界に移り、名前を聞くこともなくなってしまいました。

【主要映画音楽】
1952年『ローマ11時』 Roma ore 11
1953年『巷の恋』 L'amore in città
1954年『裸足の伯爵夫人』 The Barefoot Contessa【YOUTUBEより】

1954年『恋愛時代』 Giorni D'amore
1957年『人間と狼』 Uomini e lupi 
1957年『武器よさらば』 A Farewell to Arms
1958年『静かなアメリカ人』 The Quiet American
1958年『ヴァイキング』  The Vikings
1959年『年上の女』  Room at the Top
1959年『ソロモンとシバの女王』 Solomon and Sheba
1959年『激しい季節』  Estate Violenta【YOUTUBEより】

1960年『カルタゴ』 Cartagine in Fiamme
1960年『息子と恋人』 Sons and Lovers 
1961年『鞄を持った女』 La ragazza con la valigia【YOUTUBEより】

1961年『バッカスの狂宴』 Le baccanti 
1961年『剣と十字架』 Francis of Assisi 
1961年『バラバ』 Barabbas
1965年『国境は燃えている』 Le soldatesse【YOUTUBEより】

1966年『殺しのビジネス』 Se tutte le donne del mondo
1966年『恐竜100万年』 One Million Years B.C.


【ご命日】

★ヴォルフガング・リーベンアイナー Wolfgang Liebeneiner (1905.10.06~1987.11.28)



戦前は俳優として、戦後は家庭向き音楽系作品などを得意とした映画監督。
主な監督作品として『菩提樹』『朝な夕なに』『続・菩提樹』『三色すみれ』などがある。

『11月27日』

2019-11-26 19:23:26 | 明日は誰の日

【ご命日】

★スタンリー・ブラック  Stanley Black (1913.6.14~2002.11.27)



ムード音楽、ダンス音楽、ラテン・ミュージックを得意としたイギリスの楽団指揮者。
主な演奏曲として『マラゲーニャ』『黒い瞳』『グラナダ』『アンダルシア』『グリーン・アイズ』などがある。
↓はスタンリー・ブラック楽団の『マラゲーニャ』【YOUTUBEより】