爽やかな秋空の下、アイボリーにブルーラインの小田急亀に乗って、竜宮城に着きました。
藤沢駅から片瀬江ノ島へは、山岳電車のスイッチバックのように進行方向が逆になるので
慌ててルートと乗り換えをスマホで確認していると思われる女性を見かけました。
確かに初めてだと新宿に折り返しちゃうの~?とビックリするかもね。
サザエの壺焼きを食べに行こうと言いながら幾つ年月が過ぎたのでしょう。
それがやっと今日叶います。
なんと小学生の時、遠足に来て以来の江ノ島見物なのです!
江ノ島神社へ向かう道の両側には、海鮮物や土産物を扱う店々が軒を並べています。
しらすにサザエ、ハマグリにイカ、香ばしい匂いが鼻をくすぐります。
興味あるエスカーは後にして、江ノ島神社へとひたすら階段を昇ります。
しばらく歩いてから振り返ると、先程横目に見ていた海が眼下に広がっていました~。
江ノ島展望灯台を間近に見て、歩く、上がる、そしてまた歩く。
マンホールの柄も洒落てますね。
これは確か、源頼朝寄進の鳥居だったかな・・・
突端の稚児ヶ渕近くの海と岩。
写真には写っていない左側の岩棚には何人かの釣り人も見かけたのですが、
この日魚の活性は渋かったようです。
そして、楽しみにしていた江ノ島のにゃんこ達。
居ました、居ました。
あちらこちらから可愛いにゃんこが出迎えてくれました。
カメラを向けられることに、ほとほと飽きた子。
寝てんだから邪魔せんといて!風の子。
何にも動じない子。
人懐っこく近寄って来る子。
いっぱい居ました。
昼を食べる店を物色しながら階段と歩道を何往復もして、ほとほと疲れますた。
結局、相模湾がよく眺められそうな「魚見亭」さんに落ち着きました。
まずはお決まりの、そう!
生ビール!!
刺身盛りを肴に生ビールを煽ります。
生ビールで一杯の後は、江ノ島丼+かに味噌汁にサザエの壺焼きも付けてしまいました。
江ノ島丼のサザエは思いの外、礒の香りが無く、歯ごたえももう少しほしいものです。
そしてサザエはもっと醤油味を濃く、少し焼け焦げる香ばしさもほしいなぁ。
昔、森戸海岸で採って近くの海の家のおばちゃんに分けてもらった醤油で焼いたサザエの
壺焼きは絶品だったなぁ。
海なのでトンビがやたらに多く、手に持った食べ物を奪われないようにとの注意書きがある程。
食堂の窓から手を出して写真を撮っていたら、何かもらえると勘違いしたのか、何回も旋回
しながらこちらに向かって飛んでくるのでした。
本当にすぐ間近まで飛んでくるので目が合うこともしばしば、面白い体験でした。
帰り道、街灯にトンビとカラスが仲良く並んでいました。
トンビが飛び立つと、それを追うようにカラスも飛び立ち、再び街灯に戻ってくると、
カラスも隣に帰ってくるんです。
兄弟か夫婦のような二羽だったので、ツーショットを撮ってさしあげました。
地元では有名な二羽なんですかね~。
次に江ノ電に乗って長谷へ行きました。
長谷寺は以前にも訪ねたことがあるので、門のところまで。
鎌倉の大仏様も久しぶりでしたが、以前とお変わりないようでした。
外国人観光客も多く、特にインド人と思われる人達がお線香を手向け、
熱心に祈っている姿が大変印象的でした。
今回、大仏様の体内に入るのはやめておきました。
御成小学校の立派な校門。
古い体育館の建築様式も立派です。
このトンネルを抜けた先の甘味処「みのわ」で、葛切りをいただくのも風情があります。
でもこの後、悲惨な出来事が身に降り掛かったのです。
交差点の横断歩道を渡りきったその時!!
みごとにカラス君の糞爆弾を浴びてしまったのです。
なんとウンのいいことか・・・・
これがウンの尽き・・・・・・なんてね
一服した後は由比ヶ浜通りを西に向かい、目的の店2軒を目指します。
ありました、ありました「サザエ炊き込み御飯」の旗が!
先日、某TV局の番組で紹介されていたのを見て、是非とも食べてみたくなったのです。
暖簾をくぐって声をかけると、その時と同じご主人が応対してくれました。
サザエ炊き込み御飯の折り詰めをお願いしました。
待っている間、麦茶のサービスもあり店内を眺めたり、由比ヶ浜通りを行き交う車や人通り
を見ていました。
そこから更に2軒目の店を探して歩いていると、目的の店は以外にも住宅街の一角に
ありました。
が、しかーし、「定休日ー~???!!!」
このお店は日本のこけしをルーツとしてロシアで育った「マトリョーシカ」という入れ子に
なったこけしの専門店で、その名も「コケーシカ」なのです。
是非とも見たかった、母への土産も買いたかったのに定休日とは・・・トホホのホ
ガックリきて肩を落として帰る僕らを「ウミ」ちゃんが慰めてくれました。
また来てね~ と
サザエの炊き込み御飯はワタのほろ苦さ、礒の香りがほどよく最高に旨かったなぁ。
また来ようっと。