山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

これが5月の山菜採り

2024年05月15日 | 山菜採り

 本日の山菜採りは、S川上流部。

 ちょうど2週間ぶりになる。

 今回はA氏と一緒だ。

 主なターゲットはネマガリタケ

 前回、あまり収穫の多くなかった山菜もあるので、どのくらい成長しているかも楽しみだ。

 日の出時刻も日に日に早くなってきているので、活動の開始も早まって、4時半ごろには渓に降りた。

 渓の状態はというと、

       コゴミとイタドリのジャングル

 これは、山菜ではなくて、山野草ですね。

 地面の山菜はほとんど見えません。

 それでも、ウドガラなどを手掛かりに場所を特定。 探ってみると、

       結構いい状態のウドを発見

       土崖だと見つけやすいです

       これもゲットですね

 ただ、せっかくのいい竹林なのに、全く発生していないところが殆ど。

        無いこともないから潜り込んで探してしまう

 暫く探っていくうちに分かってきました。

 川の右岸側の季節の進みが遅いのです。

 少し進むと、

       雪渓の出現

 これも右岸側です。

 つまり、平等に積もった雪でも右岸側には残り、左岸側は消えているということ。

 左岸側を探るべし!

 我々が狙っている初夏の山菜は、左岸側が採り頃に違いない。

 案の定、

       結構いい感じのタケノコが

       左岸側の竹林には出ています

 ついでに、岩崖の上の方には、ウルイがわんさか。

 ウルイ採りは危険を伴うので、無理のない範囲でいただきましょう。

       このぐらいなら美味しく戴けますよ

 それなりに採れたので満足です。

 あと、いいんねがい。」

「うん。結構採れたからね。」

 時計は、まだ6時半だが、もう十分だ。

 羽虫も飛び交い始めた。

 渓の様子も分かったので、余計なものが出てくる前に引き返すことにする。

       もう初夏と言ってよい渓を引き返す

 林道まで戻ると、

       ガザキ(タニウツギ)が蕾を膨らませていました

 この渓の夏山菜も、もうすぐ最盛期を迎える証です。

 ああ~、楽しかった。

 山の神様、今回もありがとうございました。

「次は、Y川のワラビかな?」

「うん。その時は、またよろしく。」

 収穫に満足しつつ、止まらない季節の歩みに心弾ませる二人でした。

 

 ちなみに、今回のS川の右岸と左岸の違いだけれど、地図を見返して納得。

 本日の採り場周辺では、右岸側が北向き斜面、左岸側が南向き斜面になっていました。

 これでは山菜の成長に大差がつくのも仕方がないですね。

 自然界の理に、改めて納得です。

 日差しが生き物の成長に大きく影響する時期なだけに、日当たり具合も考慮して場所選びをする必要があるということですな。

 勉強になりました。



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