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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

自己肯定感

2018-11-02 01:35:28 | 


>日本人はアメリカ人より自己肯定感が低い
>自己肯定感とは「自分で自分のことをOKだ!」と思えることであり、生活のあらゆる場面で意欲や幸福感に影響を与えます。

現実の内容は、頭の外にある。その内容は、見ることができる。見ればわかる。
非現実 (考え) の内容は、頭の中にある。その内容は、見ることができない。理解する必要がある。
日本人の考えによれば、見ることのできる内容は本当のことである。見ることのできない内容は嘘である。だから、考えの内容は嘘になる。
自分で自分の考えをOKだと思うためには、文章の内容が必要である。日本語文法には、時制 (tense) というものがないので、非現実の内容を表す文章ができない。英文法には、時制があるので、過去・現在・未来の三世界の文章ができる。それぞれの非現実の世界の内容を詳しく述べることが可能になる。だから、英米人には安定した自己肯定感がある。

>日本人はその自己肯定感が、外国人に比べると低い傾向にあるといわれています。

同感です。非現実 (考え) の内容を文章にして脳裏に蓄えることのできる英米人の自己肯定感は、できない日本人よりも高いですね。

>アメリカで心理学を学んでいたとき、謙遜する日本人の私に比べて、周りの連中は、ちょっとできたことを100倍ぐらいに誇張していました。

彼らは、自信に満ちていますね。

>それを聞くたびに、心の中では「絶対に自己肯定感が低いほうが耐え忍んで努力をしているから、いつかはこいつらよりも優秀になれるはず!」と思っていました。>ところが、いくら努力をしたってちっとも認められない……。

それは、そうでしょうね。その努力は、負け惜しみよるものだからでしょうね。
日本語の単語は、脳裏で非現実 (考え) の内容を盛り込む構文に遭遇することがないので、ばらばらな状態で存在します。文章がなければ、意味も無く矛盾もない。’おまいらに、俺の腹の底が読めてたまるか’ とうそぶく人間になります。出口なしか。

>そもそも自己肯定感が低いまま努力をしたって、何をやったって中途半端で、何も成し遂げられませんでした。

‘考えは、即ち非現実 (見ることができない)’ であり、’非現実は、即ち嘘’ であるところが、日本語の問題でしょうね。日本人には、非現実の世界の存在が文法的に認められない。非現実の文章が脳裏に構成できないと、何をやっても考え (非現実) なしで、中途半端になり首尾一貫した事柄の達成は難しいでしょうね。我々日本人は、日本語と英語の双方に習熟しなくてはならないでしょう。そうすれば、日本語の難点を克服できると思いますがいかがでしょうかね。

(略)





国体 ⅔

2018-07-28 21:32:29 | 


>■思考を奪う「国体」という病
>國分:それは別の言い方をすると、そもそも日本は戦争に勝とうとしていなかったということになりますか。>去年の夏にNHKがインパール作戦の番組を放映して話題になりましたが、イギリス軍がたとえば兵站(へいたん)でも合理的な作戦を立てて戦争に臨んでいたのに対し、日本軍は精神論で突き進んでいった。

精神論は、気分・雰囲気・空気を問題にするのですね。山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。
「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いています。

>合理的な作戦を立てている軍隊に対して精神論で挑んでも、勝てるはずがない。

そうですね。 <日本はなぜ敗れるのか・敗因21か条> を著した山本七平の指摘する事例からも、大和民族自滅の過程は見て取れます。その一例を以下に掲げます。
私が戦った相手、アメリカ軍は、常に方法を変えてきた。あの手がだめならこれ、この手がだめならあれ、と。 、、、、、あれが日本軍なら、五十万をおくってだめなら百万を送り、百万を送ってだめなら二百万をおくる。そして極限まで来て自滅するとき「やるだけのことはやった、思い残すことはない」と言うのであろう。 、、、、、 これらの言葉の中には「あらゆる方法を探求し、可能な方法論のすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するため投じつづけた量と、それを投ずるために払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。(引用終り)

>これを見るかぎり、日本軍が本気でイギリス軍に勝とうとしていたようには思えない。>日本は最初から戦争に勝とうとしていなかったから、実際に負けたときにも、負けたことに対して何とも思わなかったのではないかという気がします。

そうですね。日本人には意思がない。意思がない人には、責任もない。ちょうど、死刑執行人のようなものである。彼らは、人が死んでも殺人罪には問われない。彼らには、殺意というものがないからである。日本人には、最初から戦争に勝つ意思はなかったのである。だから、指導者にも戦争責任がない。

>白井:負ければ大変なことになる、そして現実に敗色濃厚になりつつある。>それらは自明だったわけですね。>そうなると、もうそんな現実は見たくない、というメンタリティではないでしょうか。

そうですね。臭いものには蓋をせよ。犬死させられる兵士は気の毒ですね。

>そういう意味では1945年の敗戦以前に「敗戦の否認」をしているのですね。>「国体護持」を唱えながら、国を真剣に守るという思考が停止していたのです。

国体護持という人間序列の観念だけは、ついて離れないのですね。

>で、敗戦の事実が確定した後にも、それをだらしなく続ける。>だから、関係者たちの責任が放置され、今日でも追及が甘い。

意思のない人には、責任もない。この国がひっくり返った時にも、責任者は出なかった。

>インパール作戦では、作戦を立てた牟田口廉也(むたぐち れんや)の責任は極めて重いわけです。>この点についてはインパール作戦を検証する番組などでも論じられます。
>しかし、牟田口が戦後も何の罰も受けずに天寿を全うしたことはほとんど取り上げられません。

日本人には意思がないので、牟田口にも意思がありません。意思のない人間をその行為で罰することはできません。それは、死刑執行人の場合と同じです。
欧米人には、意思がある。意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. だから、責任者は自己の意思を表明して責任指導をする。日本人には、この行為がない。

>彼はあれほどひどい作戦を遂行したのに、畳の上で死んでいるんです。>そのことには全然光を当てない。

これは、牟田口が畳の上で死んだかどうかの問題ではありませんね。日本人が、意思の存在を認めたかどうかの問題ですね。意思に焦点が当たらない状態では、残酷物語が起こります。
肥田喜左衛門の著した <下田の歴史と史跡> には、責任に関する下のような事柄が記されています。
徳川5代将軍の治世、佐土原藩の御手船・日向丸は、江戸城西本丸の普請用として献上の栂 (つが) 材を積んで江戸に向かった。遠州灘で台風のため遭難、家臣の宰領達は自ら責を負って船と船員達を助けようと決意し、やむをえず御用材を海に投げ捨て、危うく船は転覆を免れ、下田港に漂着した。島津家の宰領河越太兵衛、河越久兵衛、成田小左衛は荷打ちの責を負い切腹する。これを知って船頭の権三郎も追腹を切り、ついで乗員の一同も、生きて帰るわけにはいかないと全員腹をかき切って果てた。この中には僅か15歳の見習い乗子も加わっている。鮮血に染まった真紅の遺体がつぎつぎに陸揚げされたときは、町の人々も顔色を失ったという。16人の遺体は、下田奉行所によって大安寺裏山で火葬され、同寺に手厚く葬られた。遺族の人たちにはこの切腹に免じて咎めはなかったが、切腹した乗組員の死後の帰葬は許されなかった。(引用終り)
これは、江戸時代にあったインパール作戦のようなものか。

>これは731部隊もそうですね。731部隊が戦時中にいかにひどいことをやったかについては何度も論じられているので、そのことは広く知られているわけです。
>だから今日では、731部隊の連中が戦後も活躍し、ついには薬害エイズ事件まで引き起こしてしまったということに関心を向けさせるべきです。

とかく、この世は無責任。意思のない人たちには、加害者意識もない。罪の意識もない。だから、深刻な反省に陥ることもない。そして、過ちを繰り返します。


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没個性

2018-01-31 06:47:16 | 

>すでに日本は貧富の差が生まれていて、貧困家庭の子は貧困を引き継ぐ傾向がある。>東大を出ても大企業の流れから外れると貧困に落ちる状態である。>今までの考え方で無難に生きていくことが無理になっている現状があり時代の本流が激変していることに対する無理解が貧困を生んでいると言える。

そうですね。我々の励みが貧困を生み出していますね。

>トランプがアメリカ大統領選挙に勝ったが、彼は中国からの輸入に関税をかけて仕事を増やすと言ったが、給料が10分の一以下の国は中国だけではない。>他の発展途上国が喜ぶだけで、賭けてもいいがアメリカに仕事が戻っては来ない。>今のままで仕事を増やすには中国と同じ給料まで下げるしかない。

そうでしょうね。

>同じ仕事で同じ給料を払う企業は競争に負けて容赦なく倒産する。

没個性の祟りの様なものですね。

>先進国で生活レベルを維持するには生産性を上げるしか道はないのだ。>生産性を上げるためには人と違う考えを持つことでしかありえない。

そうですね。人と違う考えを持つ人を大切にする方策が必要ですね。ご唱和の励みではない。相手の話の筋を注意深く掴む練習が必要です。

>>人と違う< ← これしかない。

そうですね。我が国は序列社会です。人々は、’上と見るか、下と見るか’ の判断を繰り返して、日常生活に励んでいます。
序列形成を公平にするには、同次元の比較に徹底するしかほかない。同次元であるからには、個人の持つ個性を無視する必要がある。
こうした、個人主義に対する真逆の励みが、我が国人の活動の調子を狂わせている。没個性には、逃げ場がない。

>学校をこのままにしておくと金太郎飴のような労働者を大量に生み出し、2045年を待たずに日本は貧困国に転落するだろう。

そうですね。我が国の政界には、先覚者が必要ですね。

>未来に危機感を持つ人たちは子どもを学校から引きはがして自分の責任で子どもの未来を用意している。

未来のための用意をしている人たちは、国内の難民の様なものでしょうかね。


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共感と分析

2018-01-03 11:31:53 | 
>■なぜ詐欺師にだまされてしまうのか?
>脳は他者への共感と分析的思考を同時に処理できない(米研究)カラパイア(リンク)より転載します。

非常に興味深い研究課題ですね。

>人間は高い社会性を持つ動物であり、気持ちを共有させることで、お互いを高めあい価値観を共有し、文明を発達させていった。>人を思いやる気持ちは誰にでもあるはずなのだが、時として他者への共感よりも自分の利益を優先させてしまうことがある。>逆に、普通なら考えられないような、おかしなことにうっかり騙されてしまうこともある。>実はこれ、脳の働きにあるようだ。

そうですね。特に我々日本人の場合は、理解よりも忖度 (推察) を使う傾向がありますので、騙される危険も大きいですね。

>米研究者の最新の研究によると、我々の脳は他者への共感と分析的思考を両立できないということが明らかになった。>脳が他者への共感に関して作業している時、冷静に何かを分析する作業へのネットワークは遮断されてしまうという。>その逆もしかりだ。

山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。
「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いています。

>米オハイオ州ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究によると、「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧されることが明らかとなった。

画期的な研究結果ですね。

>脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。>脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。>実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。>問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという。

仮説は実験結果により裏付けられたのですね。

>この仕組みは自閉症やウイリアムズ症候群を例にとると分かりやすいという。自閉症患者は空間視覚を伴う問題を解くのに長けているが、社会機能に問題を抱えることが多い。これに対しウイリアムズ症候群は非常に温厚で優しいという特徴を持つが、空間視覚を伴う問題に対する能力が低いことが多い。

健常人を使った実験結果と臨床症状が同じ傾向を示していますね。

>今回の研究は脳に構造的な制約があり、共感することと分析的思考を同時に行えないことを示す初めての研究となった。

右脳 (音楽・絵・想像・幾何学・総合力)・左脳 (言語力・分析・推理・数学) の機能的な区別に関係がありますかね。

>つまり詐欺師に騙される人は、共感に関する脳のネットワークを活発化させているため、冷静に自分の置かれている状況を分析することができなくなってしまうのだ。>詐欺師の方は人をだますための戦略を論理的に考えることに脳を使っているので、騙される人の気持ちなどまったく考えられない。>非常に理知的な人でも詐欺に引っかかってしまう場合があるのはこの構造のためと考えられるとのことだ。

そうですね。興奮すると危険ですね。指導者は、特に冷静でなくてはいけないですね。

>なのでたまに脳を休息させ、その問題について考えないようにすることも大事なことなのかな?

そのようですね。命の洗濯も必要ですね。

>人間の脳って優れているようで、いろいろ不具合もあるみたいだね。

まさに人間としての悩みですね。



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