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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

歴史認識の重要性

2015-05-29 23:48:57 | 国際・政治
人の考えは、さまざまである。
だから、国政は、一人の政治指導者に任せなくてはならない。他の人たちは彼の補佐役になる。
候補者が国政を任せられる人物かどうかが問題である。
未来の事は、やってみなければ分らない。仕事を任せる前に、候補者の適不適を見分ける選出方法はないものか。
それには、過去の問題を判断させてみるのが良い。
過去の政治に対する判断がリーズナブルであるならば、未来の事柄に対する判断も、やはりそのようになると考えられる。
歴史問題に関する判断に、あいまいな点があるようであれば、未来に関する判断も納得できるものと成らない可能性が高い。
だから、歴史認識の問題は重要である。過ちが何であるかをはっきりと指摘できなければ、その過ちを避けることは難しい。
未来指向の大風呂敷に疑心暗鬼が立ち込める。信なくば立たず。
'安らかに眠ってください' という供養の言葉だけでは、過ちの繰り返しは防げない。深い反省が必要である。
 

・>シンガポールのリーシエンロン首相が日本と中韓の関係に苦言を呈した。日本の歴史認識に触れ「日本は過去の過ちを認識し、日本国民も右翼学者や政治家の極端な歴史解釈を拒否するとはっきり言うべきだ」「日本は一般的な言葉で戦争への謝罪を表明はしている」としたうえで、「しかし、慰安婦や南京大虐殺については、はっきりしない態度をとってきた」としながら、中国と韓国についても「戦争の歴史は、将来の世代に日本を永続的に敵視させるようなことに使われるべきではない」とのべた。一見中立のようにも聞こえるが、安倍ちゃんの歴史認識に問題がある事を示している。(引用終り)



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二刀流による開国

2015-05-28 11:53:27 | 国際・政治
我が国は戦後の荒廃から立ちなおって、経済大国になった。それから、漫画大国にもなった。今の日本人の生活があるのは、ひとえに日本語思考のおかげである。
日本語思考によると、細工物の仕上がりが良くなる。だから、海外でも日本の商品に人気が出て、我が国に金が入るといった仕組みに成っている。このようにして日本語が我々の生活に役立っている。

物質の豊かさは、世界中の人々が望むところだが、これでわれわれは満足してはいけない。憲法前文にも書いてあるように、我々は、国際社会於いて名誉ある地位を占めたいのであれば、それにはどうしたら良いかを考える必要がある。単なる目先手先の職人芸に埋もれていることはできない。

日本語には階称 (言葉遣い)があるので、日本人には序列メンタリテイがある。絶えずモノの上下を比較する。'潜水艦は空を飛ばない' と言えば、潜水艦の事を悪く言ったと受け取る。だから、ついつい話がしずらくなる。われわれの使用言語・日本語について、二者択一で考えるのは得策でない。

'日本語では○○が考えられない' と指摘すれば、日本語の悪口を言ったと受け取られかねない。どの言語にも、それぞれの特徴があるのだが、そうした話をともすれば客観的には受け取らない。悪意の持ち主だと決めてかかる人が多くいた。
お互いの短所を補うように物事を配置すれば、さらに良い状態が得られるということを理解してもらいたい。
日本語には、日本語の良いところがあり、英語には英語の良いところがある。両方の良いところを利用すれば、我々にとって、さらに良い状態が得られる。だから、われわれは日本語と英語の二刀流で行くのが良い。

それから、国語をローマ字 (the Roman alphabet)表記にして、非漢字圏の人々にも近付きやすいものにしたらよい。トルコがアラビア文字表記を廃したようなものである。漢字を廃することは、日本語を世界に開くことになる。我が国の資格試験などを外国人に開放し国際的にすることにつながる。さすれば、我が国は、日本語を通して世界に影響力を持つ多くの人材を送り出すことになる。

さらに、英語思考を獲得することにより、日本人は現実界のみならず、非現実の世界を展開すること能力を得て、精神的な指導者になれる。精神的な結びつきにより、未来社会の建設に協力者を得ることができる。名実ともに、国際社会に於いて、名誉ある地位を占めることができる。我々には、既成の枠を破る努力が必要である。
そのために我々は、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでさらに努力する必要がある。




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誇らしげな英語

2015-05-26 03:08:25 | 国際・政治
私は、国際交流協会の英会話クラスに仲間入りを始めて13年目になる。当時から振り返ってみると、その授業内容は次第に変化が出てきた。
はじめは、教師陣には外人の先生と、日本人の英語の先生の2名がいた。
そのうちに、日本人の英語の先生がいなくなった。'今言った英語の内容を、日本語に訳してください' という学生がいなくなったからである。英語教育における '日本人の英語教師' の価値は、ひとえに和訳にある。和訳が無ければ、授業に出る幕が無い。だから、要求がなければいなくなる。英語教育に和訳は必ずしも必要で無いのだから、日本人教師は必須ではない。我が国の英語教育を盛んにすることは、'日本人の英語教師' を増産することと必ずしも比例しない。
英語だけの世界は、地球の果てまで続いている。私にとって一番印象が強かったのは、飛行機の操縦士が、'操縦士の交信は、世界中どこでも英語で行う' と誇らしげに言う時であった。科学のみならず、高度な技術の世界においても英語の世界であった。
このことに関しては、英語圏の操縦士も、日本人の操縦士も同じことを言う。だから、国内航路の日本人操縦士も、英会話を練習する。




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戦後の和解

2015-05-23 10:31:16 | 国際・政治
・>安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三日本郵政社長)は22日、第5回会合を官邸で開き、中国や韓国との戦後の和解について議論した。

・>「いたずらに謝罪することを基調にするよりは、これから先を考えて、未来志向を決して崩さない」

温故知新である。過去に立脚しない未来への提案は信用されない。中韓はドイツ流謝罪を我が国に期待しているようであるが、ドイツ流は 'いたずらな謝罪' とはどこが違うのか。
未来志向の内容を相手に信用させる手段としては、過去に対する判断をして見せるのが早道である。

・>「首相が訪米した際の(上下両院合同会議での)スピーチは素晴らしかったが、歴史修正主義者との声は消えていない。これを払拭してほしい」

歴史学者の誤りは、歴史学者により訂正されなければならない。もし首相が歴史書の内容に介入するような事があれば、歴史修正主義者との声は消えない。

・>「中韓と和解するのが望ましいが、あと50年かかる」

不和の自然消滅を待つつもりか。政治家の指導力による政治的和解は考えられないのか。

・>「和解は一方的な謝罪でできるものではなく、双方の努力が必要だ」

意思の無い処に方法はない。双方は和解に努力する意思はあるのか。その熱意はどうか。




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日本とアメリカ

2015-05-23 02:13:25 | 国際・政治
・>アメリカのラッセル国務次官補は [2015年5月] 21日、日本の対ロシア外交について、ウクライナ情勢を念頭に、「日本がロシアとの通常の外交関係を模索しない原則に従うと確信している」と述べ、日露関係の進展に向けた動きにクギをさした。

・>ラッセル次官補は会見で、アメリカはロシアがウクライナ情勢の改善を図らない限り、通常の外交関係をとらないとの認識を示した上で、「日本政府も現在の状況をふまえ、(ロシアとの)通常の関係を模索しないという原則に従うと私は確信している」と述べた。

アメリカは、'あるべき姿' から、通常の外交関係を模索しない原則を導き出している。
彼らには理想論・世界観が有る。
日本は、'今ある姿' から、自己利益のために最善の策を実現させようと努力している。
我々には、現実論・現象論しかない。長期展望に欠けている。遠い未来を見据えていない。
ともすれば、'自分さえ善ければ' になりがちである。だから、国際協調には成らず、警告を受けることになる。我が国は、世界の中に有って、世界に属していない。精神的な世界の孤児か。外国人にも通じる指導力は無い。だから、政治音痴になる。'国際社会に於いて名誉ある地位を占めたいと思う'は思い上がりか。

・>日本政府はプーチン大統領の年内の訪日に向けて準備を進めているが、ラッセル次官補は日本がアメリカなどと同様に、ロシアとの通常の外交関係を発展させないよう、クギをさしたかたち。


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