馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

正月は、腹が膨満するな。

2017-01-04 23:38:55 | 日記

1月4日(水)

昨日 息子夫婦が生後16か月の孫を連れてきた。

昼から酒飲み。

午後2時 妻の妹とその息子が嫁さんを連れて挨拶にきた。

息子は警察官で同じ職場の女性と去年夏に結婚。

おとなしい子なので、母親は警察官になるのを心配したが

逞しくなり、白バイ警官をしている。

嫁さんも一つ年上だが、小柄で静かな女性。

甥っ子は、20歳の兄を亡くし

嫁さんは小学6年生の時、母親を亡くした。

互いに心に秘める悲しみを生涯持ち続ける。

幸福を願うばかりだ。

 

息子夫婦は、嫁さんが明日仕事なので

夕方には自宅に戻った。

孫は、母親の添い寝なしでのお泊りで

夜中に何度も泣き、息子は寝不足。

4日は、ショッピングセンターで遊ぶ。

ららぽーと

歩けるようになった孫の遊びに付き合うのは

動きが予測できず、振り回されてしんどい。

17時 息子と孫を駅まで送る。

 

風呂上りに体重計測したら

2キロも増加。

腹の膨満が凄い。

来週 12日は、前立腺癌再検査。

節制しよう!


それぞれ違う場所で 新年の富士を見ていた。

2017-01-04 01:21:42 | 日記

1月2日(月)

10時半 船橋駅から総武横須賀線に乗車。

31年前 昭和61年客死した親父の墓参り。

 

12時20分 電車が横浜駅に到着する時

ラインメールが入った。

「高松山に登ってます」。

801メートルの頂きから見る富士の画像添付。

友人とは、高松山に2度一緒に登った。

 

一人登山中。

 

戸塚駅下車して旧街道を大船、鎌倉方向を歩く。

歩道が申し訳程度に白線が引かれ

人とすれ違いは立ち止まり譲り合いをする。

正月なのでトラックは走ってないが

乗用車が肩すれすれに走り抜ける。

4キロ歩き山門に着く。

門前のコンビニで、生花、酒パック、アーモンド

一瞬、線香か煙草を買うか迷ったが

煙草を買った。

墓前に置いた。

久しぶりに煙草にライターで点けた。

吸い吐いた、紫煙が口元にまとわり広がる。

線香台に置いた。

墓石のてっぺんに二つ買った酒パックの一つを注いだ。

 

合掌して呟く。

親父 飲みたかろう、吸いたかろう。

 

老人になって、前立腺癌になったことを伝える。

墓地全体は古墳のような小山の斜面に

段々畑のように並ぶ。

頂きに上がった。

正安寺の階段

伐採された小さな頂きは隈笹が新参者を

風のそよぎにも動かず見ている。

見晴るかす先に青黒く丹沢山塊と

霞漂う雪富士を遠望。

   

切株に腰掛け、私の名前を略称した酒を飲む。

ツマミはアーモンド。

  

正安寺からの富士

陽射しは、赤外線を当てられたように

膝頭を熱くする。

森閑とした光景と酒をストローで飲む

喉越しの音が耳内から響く。

その時 ラインメールの知らせ。

弟からだ。

雄大な雪富士画像だ。

それだけ。

尋ねた。

何処の場所からだ?

「裾野の十里木高原から見た富士山」

 

親父は墓石の下から垣間見ている。

 

同日同時間に、

私、友人、弟夫婦、親父が眺めているのだ。

 

回想する。昭和45年12月23日

富士の頂きでブリザードの中

赤防風衣で呆然と立ち尽くす自分がいた。

 

 

他パーティーの一人が滑落するのを目撃した瞬間。

その後 岩に激突して死亡。

「冬富士の青春」ドキュメント撮影していた

中日TVが滑落を捉えていた。

 

昨日も富士山で二人が滑落死。

 

富士山は二度と登りたくない。

 

 

黄泉の谷を渡った同期に想い馳せる。

 

30分程 じっとしていた。

立ち上がり、階段を下り

萎れた生花を焼却場に置き

再び街道を歩き駅に向かった。

 歩数計