馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

ベリーダンス観劇後 居酒屋で一人酒。

2017-10-24 10:57:58 | 日記

10月23日(月)

夜半4時 排尿切迫感で目覚めた。

ベランダに出た。

午前4時 ベランダから台風。

雨は止み、大風が南洋並木の葉が

熊手箒のように左右にしなり

一陣の風が刃の如く唸りを叫ぶ。

強風をしなやかに受け流し

漆黒の戦いを繰り広げていた。

朝 9時 再びベランダに出る。

空は雲に覆われていたが、

暖かい温帯低気圧の風が

闘い済んで去ろうとしていた。

 

午前9時 ベランダから台風

昨日は、朝10時 住まいマンションの裏出口から

出て徒歩2分の公民館にて衆議院選挙投票。

二人の独裁政治家が明暗を分けた。

寛容政策がない二人は周囲から人心が離れ

国民からも信頼されない。

だが、奇妙なことに組織は面従腹背の

廊下トンビがじっと目と耳をあらゆる方向に巡らし

いつでも 飛び出し逃亡を窺う。

 

午後は土砂降りの道をずぶ濡れになりながら

娘のアイリッシュダンスを見に出かけた。

 

 

当日 体調は悪かった。

寒さと連日の風雨による体力低下

放射線治療に頻尿、倦怠感

治療薬による関節痛 頭痛

全てが重なり起き上がるのも辛かった。

だが 行かねばならない。

 

父親として、娘を見守るという本能が動くのだ。

家庭内では、娘は父親にたいして

減らず口で罵倒する。

しかし、ひとたび、そこに他人が介在すると

優しいにこやかな娘に変身するのだ。

閉幕後、ロビーで待ち受ける娘がいた。

私を見つけると手招き。

ダンサー仲間に

「父です」と紹介。

ツーショット写真まで撮らせる。

父親の娘に対する日頃の不満は消し飛ぶ。

自分ながら 

馬鹿親父だな と思う。

娘というのは、父親を本能的にどのようにすれば

コントロールできるかを直感で分かるのだ。

 

大雨の道を歩き銀座まで歩き

銀座線銀座駅から三越前駅下車。

新日本橋駅から総武快速にて船橋駅下車。

21時だ。

強風と豪雨は、近づく台風襲来がまもないのだ。

ズボンの滴が靴の隙間に入り込みだした。

飲み屋小路を足早に通り過ぎようとしたが

ふと、立ち止まり

店を覗いた。

カウンター席に客はいない。

今日は 朝から飲食を摂取していない

観劇中に突然の排尿排便予防のためだ。

 

突然 あいつのことが気になり。

想い出の店に入った。

 

 

カウンター席に座り

厨房一人、ホール一人の爺さん従業員。

燗酒 カキフライ 焼き鳥を頼む。

 

灰皿が置かれていた。

 

当時まだ 二人共煙草を吸っていた。

あいつが食道癌発症を知らずに

大酒を飲み、帰路

海老川の橋の袂で放尿をしたのだ。

 

 

そんな回想を巡らし

再びびしょ濡れのコートに包まれ

22時半 自宅着。

妻は、濡れ鼠ならぬ濡豚を見て

「あらあら 直ぐに脱ぎなさい」

「クリーニング代が大変」

 

午前1時 娘は打ち上げを終え帰宅のドアを開ける音がした。

排尿漏れもせず、痛みはあるが

心はゆったりとして寝床に入った。