こめやかた 次郎吉倶楽部

【食を楽しむ  生きることを楽しむ】
忙しい日々の中シンプルだけど忘れがちなことを大切にしていける次郎吉米仲間の輪

夏の大敵 米の虫

2008-07-01 | 番頭見習いの徒然なるまま
お客様よりご質問をいただきました。
解る範囲内でお答えしたいと思います。
暑くなってくると米びつの中にどこからともなく湧いてくる虫達。
気付いた時はショックですよね。
虫には基本的に2種類いて
黒くて米粒よりちょっと小さい「コクゾウムシ」と
白くて長細い幼虫(芋虫みたいな)「ノシメマダラメイガ」
湿度、気温共に上昇すると現れるんですよねぇ。困ったやつらです。
米屋の敵です。成虫の小さな蛾が店内に入ってきたら抹殺!
気付かないうちに袋のしょっとした凹みに卵を産み付けるようです。
幼虫の動きは意外に早く(特に孵化直後)これまた気が付かないうちに米の袋の中や米びつの中、豆の袋の中なんかにもぐりこみます。
とにかく防ぐ為には
精米したお米は2週間ぐらいで食べきる。
(スーパーで購入する時は精米してから少なくとも1週間以内のお米を購入
自店舗精米しているお米屋さんで購入する場合は一度聞いてみるといいですね。時間もらえれば精米したてを売ってくれると思いますよ!)
冷蔵庫で保管する。冷暗低湿度所で保管。
(ペットボトル・・・口の大きめのPBおーいお茶の2Lは冷蔵庫に入れやすくて便利!
日本のPBは機密性にすぐれ匂いもシャットアウト☆
出来れば購入したお米全部を冷蔵庫に入れて保存して欲しいのですがどこのご家庭も満員御礼だとおもうので後半半月分だけでも保存することをお薦めします。)
米を保存している容器の清掃をする。
(目に見えない小さな卵がすでに米びつに付着している可能性が大きいです。濡らすの嫌だからついつい洗うのを怠ってしまうんですよねぇ。いくら防虫剤を入れても既にある卵孵化は防げないと思われます)
蛾をみたら直ちにやっつける。
あまりひどく虫が付いてしまったらもう一度コイン精米機などを利用し軽く精米しなおすと完全処理できます。
手軽に再精米出来ない方は天日干しすると虫が這い出してきます。
米粒の固まりかあったらそれも取り除きましょう。
虫の棲みかです。そして水に埋没させて息の根をとめます。

虫を見るのはかなり不快ですが基本的に虫が食べるのは安全で美味しい証拠。
虫も毛嫌いしてしまう食べ物は人間にもあまり良くないのではないのかなぁ~。
「こめやかた」では特にPB保存をお薦めしています。

番頭見習いも一人暮らしをしていた頃狭いアパートでお米の保存場所に困り
最も置いてはいけない場所・・・シンクの下の収納戸棚・・・に米びつタッパー(注:一度も洗った事がない)を放置。
エアコンもない真夏の日差しがギラギラ照りつける一室のシンク下。
遊び呆けて金欠→自炊を余儀なくされる→戸棚を開ける→絶叫&顔面蒼白→エアコン要らずの鳥肌!
という経験が(爆)