ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

鐘ヶ淵通り商店街・サンバde元気カーニバル<4>

2014-09-27 21:53:20 | サンバ2014

オレはセブンイレブンでアイスを買う。本当は地元の商店で買わなければいけないのだが、ついコンビニを利用してしまう。
中にいた客が、レシートのことで店員に質問していた。これからオレが向かうのは地元の隅田小学校で、ここで午後3時30分より、抽選会&サンバステージがある。この抽選会に、そのレシートが必要らしい。
会場は体育館。小学校だろうがサンシャインシティの地下だろうが、サンバのあるところにカメコは出没するのだ。
靴入れのビニール袋をもらうと、番号が振ってあった。これが抽選会のナンバーになるようだ。

前方の演台にはすでにバルバロスのバテリアが勢ぞろいしていた。演台下の前列には椅子席、その後方は立席だが、カメコが大挙押しかけている。こんなところでもミニ脚立を利用しようとする手合いがいて、さすがにウンザリする。
地元の小学生は椅子席の前にしゃがみ、それ以外の小学生は手前左のスペースに体育座りして、こちらのほうがよほどお行儀がいい。まったく、サンバカメコはオレも含め、本当に人間の○○だと思う。
バテリアの演奏が始まり、やがてタンガダンサーが6人登場した。しかしMiki様はおらず、ダンサーは演台下で踊るので、やや見にくかった。
ひとしきり踊って、バルバロスは退場。意外とあっさり目だった。

続いて本チャンの抽選会である。これは前日までに鐘ヶ淵商店街で買い物をして、そのレシートが抽選券になっているらしかった。前日まで、というのがミソでオレたちには無縁の話だが、ヘンに参加できて、うっかり当たって前方に出る羽目になったら、カメコ中の恥さらしになる。
演台にはリベルダージのバテリアが登場した。抽選会が始まるとタンガダンサーらが6名登場し、今度は演台で踊った。チッ、まさか室内でサンバがあるとは思わないから、外付けストロボを用意していなかった。何事も下準備は肝要である。
この中のオレンジタンガのダンサーはオレのリベルダージ一押しで、今回初見の気がする。彼女はかつてポルタバンデイラをやっていてそれがよく似合い、ポルタバンデイラといえば彼女をイメージする。
ところが昨年はタンガで登場し、それはそれでセクシーだったのだが、今年の志村坂上では、またポルタバンデイラに戻っていた。今回またもタンガが鑑賞でき、うれしかった。
抽選会は、ダンサーが当たり券を引き、その後しばし踊るというローカル感満載のもの。それを何度か繰り返すが、その何回目かで、司会の女性が、「地元のダンサーは手を挙げて」と言った。スレンダーのダンサーがひとり手を挙げたが、それがどうも、司会者の娘さんのようだった。
娘さんのサンバダンサーに理解ある親御さんは、なかなかいないと思う。この家族は素晴らしいと思う。アッ…。ひょっとして、この母娘が今回のイベントを企画した、ということはあるまいな。もしそうなら、素敵なことだ。

やがて一般人も参加できる抽選会となった。今度は靴入れのビニール袋に書かれている番号が当たりクジとなる。
またダンサーの踊り。それを撮影できる幸せ。そのことが何だか、虚しかった。
ということで、4時半ごろ抽選会は終了した。オレは抽選に当たってしまい、東京東信用金庫提供の記念品をいただいた。東京東信用金庫とは初耳だが、地元の信用金庫らしい。よそ者が賞品をゲットしてしまい、申し訳ありませんでした。

以上、鐘ヶ淵サンバは楽しかった。第1回?の今回は手探りだったようだが、地元住民の参加率も高く、随所に工夫が凝らされていて、とてもいいイベントだったと思う。誤算だったのは、サンバカメコが意外に多かったことだろう。カメコはホント、邪魔だよね。ごめんなさい。そしていろいろ、ありがとうございました。

(2015-09-23再アップ)

鐘ヶ淵通り商店街・サンバde元気カーニバル<3>

2014-09-26 00:07:04 | サンバ2014
美の伝道師・Miki様のお姿を拝見するのは浅草サンバカーニバル以来で、ちょうど1ヶ月ぶり。オレは早速カメラを構えるが、今回は気合が入った。
といっても、セピア色ダンサーは白い羽根が大きいので、正面に近い角度から撮ろうとすると、前のダンサーの羽根が重なって、うまく撮れない。ビデオは多少の障害物があっても許容できるが、カメラはそうはいかない。前の見物客の頭がちょっと入っても、作品としては失敗である。
よってMiki様をナナメから撮ることになるが、数秒でMiki様の角度が真横になってしまうから、意外に撮影のチャンスは少ない。
しかしここは浅草ではない。シャッターチャンスを逃しても、カメコは移動できるのである。これが浅草とほかの会場との、大きな違いだ。
オレは歩道の後ろ側をゴキブリのようにサササと移動し、Miki様が来るのを待つ。何だか自分がストーカーのようで、いいオトナのすることかと思う。とはいえMiki様はフランス人形のように可憐で美しく、彼女が近づいてくれば、そんな自省も雲散霧消する。
相変わらず撮影環境は厳しいが、Miki様が歩道に正対してくれるときもあって、そこはシャッターチャンスだ。ただ悲しいかな、オレの技術が伴わない。露出や絞りをもっと細かく設定しなければいけないのだが、その辺はあなた任せだ。
ほかのダンサーのパフォーマンスも味わいたいが、そちらで撮影している間にMiki様のベストショットを撮るチャンスを潰す可能性もあり、なかなか移動に踏み切れない。
それでもオレはたびたび「浮気」をして、ほかのダンサーさんも撮影したりする。バテリアの演奏は力強く、玄人はだしだ。その圧倒的迫力に、オレはちょっとホロッとくる。いつも思うのだが、バルバロスこそサンバ実力日本一だと思う。
オレはまたMiki様の撮影に戻る。休日の昼下がり、オレの好みのダンサーさんを撮る。気持ちがふわふわして、とても幸せな気分になった。



























時刻は午後3時を過ぎているが、もう少しパレードをしてくれるようである。リベルダージと2チームで1時間は、やっぱり短い。
予定を10分オーバーして、パレードは終了した。

<もう少し、つづく>

(2015-09-23再アップ)

鐘ヶ淵通り商店街・サンバde元気カーニバル<2>

2014-09-25 00:57:44 | サンバ2014
リベルダージのパフォーマンスを見るのは、志村坂上以来か。リベルダージは好きなチームのひとつだが、イベントで観る機会が少ないのがさみしい。
エンヘドは浅草仕様だが、タンガダンサーは通常の衣装だった。もっともオレは、ダンサーさんそのものを鑑賞できればそれでいいのだが。

このパレードコースは、茨城県竜ヶ崎のような鄙びた雰囲気があり、都区内でこれを味わえるのは貴重である。昔ながらの建物が多いのは、このあたりが先の戦争で空襲を免れた地域なのかもしれない。
オレはバシャバシャとダンサーを撮る。チームの進行速度は緩やかで、じっくりパフォーマンスを堪能できる。それは研ぎ澄まされて美しく、浅草の熱気がそのまま再現されている。後方の隊列まで鑑賞したいが、オレは気ばかり焦って、つい先頭のタンガ集団を追いかけてしまう。
沿道の見物客はどこまで行っても途切れることがなく、そろそろ余裕で撮影できるとフンでいたオレは、やや困惑する。もっともその大半は地元住民で、これは好ましい。それもそのはず、浅草と鐘ヶ淵は近いのに、墨田区でサンバパレードが行われるのは初めて?らしく、地元住民の関心も高いのだ。
ミニ脚立を使っている見物客が何人かいると思ったら、いつものバカカメコ軍団だった。考えてみたら、地元住民がわざわざミニ脚立を持ってくるわけがない。しかしいつもながら、ヤツらは邪魔である。サンバカメコが幅を利かせるサンバパレードがあってはならない。地元住民の方々がサンバチームを呼んでくれたことに感謝しながら、控えめに撮影する気持ちが大切だと思う。まあ無理な話だが。

後方にひとり分だけ、移動スペースがある。そこをソロソロと通るが、移動しているのはサンバカメコがほとんどだ。
建物の壁に背中をもたれ、電柱に腕をついて、図らずも「通せんぼ」をしている地元住民がいる。そこを強引に通ることもできず、オレはついに裏道を走ることになった。しかしコの字型になっておらず、盛大に回り道をして、もとのコースに戻った。
せっかくだから、逆の歩道で撮ってみようと思う。こちらは気のせいか、やや見物客が少なかった。太陽が直射していたからかもしれない。
今回のイベントのチラシに登場しているダンサーさんがいた。彼女は池袋サンバカーニバルでも、某チームで打楽器を叩いていた気がするのだが、見間違いだろうか。

時刻は午後2時28分である。ゴール地点はもう少し先だが、パレード時間は3時までだから、後発のバルバロスがスタートするころだろう。オレは断腸の思いで、スタート地点に戻る。
ゴールを背にして右側の歩道に戻ると、バルバロスがスタートしていた。注目のMiki様は、セピア色ダンサーで出場することが、ご当人からのご報告で分かっている。
先頭よりタンガダンサー、結婚式アーラを過ぎた。次はセピア色ダンサーのグループだ。その最後尾のこちら側に、Miki様が、いた…!!

<つづく>

(2015-09-23再アップ)

鐘ヶ淵通り商店街・サンバde元気カーニバル<1>

2014-09-24 01:25:19 | サンバ2014
23日・秋分の日は、「鐘ヶ淵サンバde元気カーニバル」があった。これは今年から始まったイベントで、バルバロスとリベルダージが登場する。
その鐘ヶ淵はどこなのか。イメージ的には千葉県か茨城県で、自宅から電車で1時間以上は覚悟していたのだが、路線検索すると、拍子抜けするくらい近かった。オレは生まれも育ちも東京だが、恥ずかしながらこの地名は初めて知った。もっとも埼玉県の鳩ヶ谷や茨城県の竜ヶ崎など、サンバがあったから知った、という地名はいくらでもある。
パレードは午後2時からである。会場の商店街は駅前からすぐで、ほかの出し物もないようなので、その時間に合わせて向かった。

鐘ヶ淵駅を出ると、南に向かって一本の綺麗な道路が伸びている。これが鐘ヶ淵通り商店街で、今回のサンバはそこの平和会の誘致によるものだった。
スタート地点は、数百メートル先にある。そこに向かうにつれ徐々に見物客が多くなり、スタート地点は黒山の人だかりだった。スタッフと思しき人が、「こんなに集まってくれて…」とつぶやき、よろこびを隠せない。まったく、サンバほど集客に適したイベントはないと改めて思う。
ちなみにカメコは思ったより少なく、地元の方が多いように思われた。

ところでパレード処女地に来ると、いつも迷うのが左右どちらの歩道で撮るかである。説明が前後したが、今回はバルバロスのMiki様をメインに撮影する。その彼女がどちら側に来るかが問題だが、何となく、ゴールに向かって左側に位置するように思われた。それで、オレは左側(ゴールを背にすると右側)につく。が、こちらは排水溝があり、水ハケをよくするためか、路肩がかなり傾斜していた。
ということでその分ダンサーが見えにくくなり、早くも撮影に黄信号である。ただ、この状態が先まで続くとは思われないので、とりあえずはこちら側で撮影してみることにした。

いよいよエスコーラが登場する。先行はリベルダージのようだ。先頭にはタンガダンサーが4人。そのさらに先頭を張るのは、例の長身ダンサーだ。やっぱり彼女を中心に撮っちゃいそうだが、その後ろの紫タンガの女性を見ると、ウニアンの薄紫ダンサーに似ている。もちろん別人だが、目のあたりとかカラダのシルエットとかタンガの色系とかがそっくりだ。
まだスタート前なので、エスコーラ全体を確認しておきたいが、とにかく見物客が多く、容易に移動ができない。俯瞰すると、ダンサー、アーラ、ダンサー、バテリア…の順番だった。とにかくこの見物客の多さは、鐘ヶ淵サンバ、早くも大成功の予感がする。

スタート前のダンサー撮影は黙認のようなので、オレも数枚撮影する。よし、今回は紫ダンサーをメインに撮ることにした。
…しかし考えてみれば、これもけっこう失礼な話だ。これでは彼女を、ウニアンの薄紫ダンサーの代わりに撮影するみたいではないか。もちろんそんなことではなくて、リベルダージの彼女自身が十分に魅力的だったことを強調しておく。
サンバは定刻にスタートした。

<気を持たせて、つづく>

(2015-09-23再アップ)

雨に祟られる

2014-09-13 23:19:16 | サンバ2014
オレはやっぱりJRに乗った。立石も捨てがたいが、今年は涙を呑んでパスだ。
池袋で東武東上線に乗り換える。東松山は快速の類が停まるので、50分くらいで着いた。しかし欲を言えば、サンバ会場まではドア・トゥー・ドアで1時間以内が望ましい。

東松山は初めてなので場所が分からないが、駅の周りをうろうろしていたら、何となく見つかった。商店街の入り口では子供演舞をやっていたが、さすがにこれは撮影しない。
それはそうと、空模様が怪しくなってきた。6日は午後3時以降が雨マークになっていて、最近の天気予報はわりと当たるから、要厳戒だ。もっともオレは何もできないのだが。
サンバのパレードコースはここに違いないが、どっちから来るか分からない。電柱に地図が立てかけられていて、「自治会館前」からスタートと書かれているが、それがどこにあるか分からない。
商店街の中ほどのところでロープを持ったスタッフが現れたが、一行はどこから登場するのだろう。
スタート時間になり、商店街を外れた路地から、サンバの音が流れてきた。ここからか! しかしチームは一向に姿を現さない。6~7分ばかり経ったころ、ようやくバルバロスが現れた。
衣装は浅草の「カメラ」仕様だが、規模が小さくなっているので、よく分からない。もう、分からないだらけだ。
オレの注目はセピア色の貴婦人で、ここにMiki様がいらっしゃる可能性が高い。
…しかしMiki様はいなかった。柏で踊ったのだろうか。それとも今日は休みだったか。
オレは気を取り直してダンサーを撮る…と言いたいところだが、意外に見物客が多く、思うように撮れない。しかもチームの進行も早く、あれよあれよという間にステージの前まで来てしまった。
ステージのある大型トラックは、商店街の道路に対してナナメに停められており、進行の向かって右側にいたオレたちは、ステージ前のダンサーを撮影しづらくなってしまった。
しかもこれでダンサーがステージに上がったら、オレは彼女らの尻を撮ることになってしまう。
それでオレは反対側に移動したが、そこに大粒の雨が降ってきた。
また雨か!! オレは傘をさすが、片手でカメラを扱うのは難しい。オレは軒下に下がったが、ここからでは遠い。
それでオレはまたも反対側、つまり元の歩道に移動する。ここからではお尻を撮る形になってしまうが、たまにはいいだろう。
が、会場のライトで逆光になり、まともに撮れない。
それでオレは再び向こうの歩道に渡り、今度はビデオで撮影を始めた。オレはいったい何をやってるんだ。
しかし雨はいよいよ強くなり、ステージ上のダンサーも早めに踊りを切り上げ、商店街を練り歩き始めた。オレも後をついて行くが、とにかく雨がひどくて、撮影どころではない。
結局パレードは30分足らずで終了。6時半からの2本目は、様子を見ることになった。
くそう、立石に行ったカメコはパレードを楽しんだんだろうなあ。いつもの会場に行ってりゃあ…の後悔が頭をよぎるが、これは結果論だ。

雨は止まないが、6時すぎによさこいパレードが始まった。しかし法被がずぶ濡れで、踊り手がかわいそうだ。
そしてサンバの2本目は、やはり中止になった。まあ、そうなるよね。今年はこんなのばかりである。

(2015-09-23再アップ)

6日の選択

2014-09-11 21:44:35 | サンバ2014
6日は立石と東松山。ほかに柏の葉キャンパス、という聞きなれない駅でのイベントもあるが、内容がいまひとつ分からないので、今年はパスすることにした。

立石は、数年前に茨城県Rのサンバイベントが廃止になってから、多くのサンバカメコが詰めるようになった。もちろんオレもそのひとりである。
パレードはアーケード街から踏切を通り、商店街を抜けて広い道路に出る、というなかなか面白いコースなのだが、全体的に歩道が狭い。
冒頭、アーケード内でのチームの進行は遅く、一見ありがたいように思えるが、とにかく歩道が狭いからカメコは軽快に動けず、むしろイライラする。参戦チームは例年セレージャがメインだった気もするが、よく覚えていない。
もうひとつの東松山は、演者がバルバロスなのはいいが、いかんせん遠すぎる。川越の先にあるとは、もはや旅行である。まあオレも茨城県Rや埼玉県秩父、群馬県大泉まで遠征したことがあるからアレだが、同日に立石でサンバが見られるのに、東松山まで行くには相当な抵抗がある。
ところがここで、バルバロスのMiki様問題がある。オレは先日Miki様に、9月のバルバロスも応援に行く、と約束したのだ。彼女は今回、東松山か柏のどちらかに出場すると考えるのが自然だ。オレは東松山に行きたいが、柏の葉もバルバロスなのだ。もしそちらにMiki様が出場したら、オレが東松山に行く意味はない。ここにオレの東松山行きを躊躇させる枷がある。
しかしYOU TUBEなどを見ると、東松山もかなり楽しそうである。この機会に東松山に行くのがいいと思った。
そこで両方のスケジュールを確認すると、立石のサンバ開始は3時。バルバロスは1本目が5時、2本目が6時半からだ。欲張るなら、立石は4時過ぎに観戦を切り上げ東松山に向かえば、バルバロスの2本目を見ることができる。
しかし立石から東松山に行く気力が、オレに残るだろうか。
いつぞやはウニアンの王子からバルバロスの仙川に向かったことはあるが、あれは一応都内の移動だ。今回は「旅行」である。
それなら最初から東松山に行っちゃおうか。立石は下町にあり商店街の雰囲気もよく、毎年楽しみにしているのだが、今年はパス…だ。東松山に直接向かうことにした。

さて当日6日である。昼、オレはまず、上野の藝大に行った。ここでは5日~7日と藝祭を行っており、サンバ部によるイベントも用意されている。
しかし藝祭の目玉は、各学科が制作する、神輿の造形である。これが毎年力作揃いで、オレはひそかに楽しみにしているのだ。
今年も8基が用意され、いずれも感心する出来だった。個人的には、もののけ姫に出てくるヤマイヌに似た犬と、花魁がペアで乗っている神輿がいちばん印象に残った。
各種スケジュール表を見ると、7日は12時50分から上野アメ横でサンバパレードがある。ここにタンガダンサーが参戦するかどうかは微妙なところ。また夜6時30分からは、藝祭恒例のサンバステージがある。昼はともかく、夜のステージは絶対見たいと思った。

大学を出ていろいろ寄って、そろそろいい時間である。ここから京成に乗れば立石、JRに乗れば東松山に行ける。まだ行先の変更は可能だが…。

(2015-09-23加筆・訂正、再アップ)

大宮は豪華版<後>

2014-08-04 00:46:42 | サンバ2014
結局オレは、そのままの位置で撮影することにした。毎年こちら側で撮影しているからで、そのスタイルを壊したくない。結構オレは保守的なのである。
ただ融通が利かないともいえ、それでオレは人生の大半を損している。

ようやくバルバロスがやってきた。オレンジの羽根の彼女は、相変わらず向こう側だ。
この時、しまったと思った。
歩道を渡っていれば、彼女を間近で撮影できたんじゃないか!!
そうかそうか、しまった、しまった…!!
オレはそのまま撮影を続けるが、やっぱり彼女は遠い。もう、チームはこのままゴールインしてしまうのか…。と思いきや、一行が道路の中途で立ち止まり、パフォーマンスが始まった。
オレンジのダンサーもこちら側に来てくれ、オレにつかの間の幸せが訪れた。ホントに彼女は綺麗だった。
やがて彼女があっち側に行ったが、オレは前後に移動して、今度は別のダンサーを撮る。
これが15分くらい続いたろうか。やがて進行が再開し、ダンサーはお先にお役御免。残りは一部のダンサーの踊りと、バテリアの演奏となった。
これがいつもながら、なかなか聴かせるのである。昨年の湘南台のミニステージでは、ヘビニキだけが10人そろって素晴らしい演奏を聴かせてくれ、オレは不覚にも感動してしまったのだが、そのくらいバルバロスのバテリアには力がある。エンターテインメント性がある。もう、プロといってもいい。
やっぱりバルバロスは最強だ。昨年の浅草で、某チームがこのチームに勝てたのは奇跡的なことだったんじゃないかと、ヘンなことを考えた(某チーム、ごめんね)。

あの奇声バカが相変わらずヒューヒュー叫んでいる中、最後はバテリアが観客に深々とお辞儀をして、去って行った。
去り際もスマートというか、たとえば某チームも、こういう退場の仕方をしたらどうかと思う。つまりダンサーが最後まで残っているから、「終了後の撮影はご遠慮ください」と声を張り上げることになる。バテリアが残って、しばし演奏をすればいいのだ。
……でも無理だな。あれはダンサーとバテリアの動きが同時に終わるからいいんだもんな。いや、難しいネ。

いろいろあったが、今年も楽しい大宮だった。と思ったら、後方からスルドの音が聞こえてきた。
そうだ、まだブロコ大宮がいたのだった。
やっぱり、忘れるところだった。バルバロスのあの演奏を聴いちゃうと、ブロコはダンサーもバテリアも、ゆる系という感じ。ただこれはこれで、もちろん楽しい。
改めて、今年も楽しい大宮だった。

(2016-06-22一部修正、再アップ)

大宮は豪華版<中>

2014-08-03 00:08:55 | サンバ2014
サンバチームはまっすぐ進んだ後、右折。大宮スパークカーニバルのルートはちょっと複雑で、グニュグニュッいう感じなのだ。
バルバロスには、かなり目を惹く美人がいた。水色のカベッサにオレンジの羽根で、あべ静江系だ。昨年の写真の中にやはり大変な美人がいたが、その彼女と同一人物だと思う。今年は彼女を中心に撮ろうと思った(以前、万遍なくダンサーを撮るようになった、と書いたが、どうも違うクサイ)。
交差点の近くまできて、ちょっと早めの休憩である。ブロコ大宮も数分遅れてやってきた。
バルバロスは道路の中央にダンサー、手前にバテリアが休んでいるが、ダンサーは何かを隠すわけでもなく、大っぴらだ。まあオレたちもてんでに撮影を続けているわけだが、何かこう見慣れてしまったというか、お尻にトキメキを感じなくなっているのに、オレ自身愕然とした。
某企業のドライバーが、スマホで撮影をしている。今は仕事中だが、つい撮りたくなる気持ちは痛いほど分かる。

サンバ再開である。しばらく進むと、反対側の道を行く神輿連中とすれ違った。バチバチッとスパークするようである。スパークカーニバルの名前は、ここからきている。
例のダンサーは3人並列のいちばん向こう側にいるので、思うように撮影ができない。しかもここ大宮は、手前の花壇に見物客が乗って見るので、どこのまつり会場よりも撮りづらい。オレが忌み嫌うミニ脚立の使い手より、よっぽど始末が悪いのだ。
下りて見たってサンバは見られるのに、見物心理として、少しでも高いところから望みたいらしい。
それはともかく、チラチラ見える彼女はスレンダーかつ可憐系でまつ毛が長く、撮影意欲をそそられる。彼女を好くカメコはたくさん出るような気がした。
しかしこうなると、デジカメはお手上げである。ビデオにしても同じことで、可動範囲が狭いから、ひとりの女性を追っかけることは難しくなる。
駅方面に突き当たるが、ルートはここを左折する。ここがカメコにとって難所で、オレたちは右に大きく膨らんで迂回しないと、チームが撮影できないのだ。
その間のチームのルートがよく分からないのだが、恐らく見物客はいないと思われる。オレに言わせれば、大宮サンバはまだいくつも改善の余地がある。

まだチームが見えないところで、待つ。近くには例の「ヒョーーーッ」のおっさんがいる。相変わらずうるさい。彼はサンバカメコではないから特徴を書いてしまうが、彼は○の帽子をかぶり身長は16Xセンチ前後。メガネをかけて、○○○○のカメラを提げていた。
オレの勝手で悪いが、オレはあんたを許さない。
目の前には短い横断歩道がある。ここを渡るか、そのままこちら側で撮影を続けるか。
ここが運命の分かれ道だった。

(2016-06-22再アップ)

大宮は豪華版<前>

2014-08-02 02:32:50 | サンバ2014
1日は、大宮夏まつりスパークカーニバルである。ここはバルバロスがレギュラー。数年前はウニアンも参戦していたが、いつの間にかいなくなってしまった。現在は、地元チームのブロコ大宮が脇を固める。
あれは数年前、スタート待ちをしていたら、地元の子供が熱中症で倒れてしまった。たまたまそばにいたオレはおろおろするばかり。近くの美容院に入ってアイスノンなどをもらったりしたが、そんなんじゃダメだ。
そこへ飛んできたのがバルバロスのバテリアで、開口一番、こう言ったものだ。

「私は医者です」

即、オレの出る幕はなくなった。それにしても、メンバーに医者がいるとはバルバロス、なんて選手層が厚いんだ…。
お医者さんの趣味がサンバはカッコイイが、フツーの会社員の趣味がサンバカメコとは笑い話にもならず、その差は天と地ほどある。オレは本当に情けなかった。

で、1日である。平日のサンバ観戦はかなり難しいが、そこは時間をやりくりした。でも大宮に着いたときは、6時を数分すぎていた。
オレの読みではサンバが始まったばかり…のはずで、確かにそうだったが、パフォーマーがバルバロスだったのでびっくりした。オレは慌ててカメラを取り出すが、ブロコ大宮はもう出ちゃったのだろうか?
バルバロスはマラバリスタ数人を先頭に、タンガダンサー2人。続いてアーラの団体。さらにタンガダンサーが20人前後続いた。そしてポルメス。ポルタバンデイラは先日の羽村でタンガを付けていたお姐さんが務めていた。彼女はダンス講師をしているはずで、そんな記事を見た記憶があるのだが、名前を失念してしまった。
バテリアが続き、後半もタンガダンサーが15人前後。そしてアーラ。
まったく、いつもながらの大所帯である。タンガダンサーなど、所属が全員そろったら、何人になるのだろう。

若干年齢はイッテいるが、魅力的なダンサーを順番に撮っていると、後方にもう1チームが見えた。ブロコ大宮だ。今年は彼らが後半を務めるらしい。しかし、バルバロスのあとで盛り上がるのだろうか。
ブロコ大宮は、羽村のミストケンチで見たダンサーがいた。セレージャのダンサーもいる。タンガダンサーは総勢10人前後か。たぶん、地元出身のダンサーが集合しているのだろう。

オレはバルバロスに戻って撮影を続ける。すると、「ヒョーーーーッ!!」」と奇声を上げるカメコがいた。
以前もブログに書いたことがあるが、パレードの最中、甲高い声でのべつまくなし叫ぶバカがいる。これ、本当にやめてくれませんか。
この人の言い分は分かりますよ。サンバを応援してるんでしょ? だけど、そんなの応援に入りませんよ。アンタ、応援しているフリをしているだけでしょ? こっちは落ち着いて撮影したいんだ。アンタの声なんかいらないんだよ。迷惑だよ、迷惑。応援したいなら、拍手で十分でしょう? それをなんで、奇声を上げるかなあ。

まさか、今日はこれからコイツと、ほぼ同時に移動することになるんだろうか。
そう思ったら、気が重くなった。

(2016-06-22再アップ)