24日は、各所でいろいろイベントがあった。オレの本命は平塚の「ミス湘南コンテスト」で、これは20年以上、毎年欠かさず行っている。
ところが朝起きたら、表で雨の音がしていて、行くのがイヤになった。
ミス湘南は2年前から、出場者の顔写真が前もって、ネットで確認できるようになった。これはいいことである。しかし…出場者は例年25人前後いるが、今年は18人。これは少ない。
しかも参加費が今年から3,500円になった。数年前に3,000円にあがったばかりだから、けっこうな値上げ攻勢である。
現地の雨はあがっているだろうし、素人女性の水着姿を撮影できるのはうれしいことだけれども、この雨が決定打となり、オレは行くのをやめた。オレも歳を取った、ということだ。
となれば第二候補を考えねばならぬ。青砥のカリエンテスもいいが、事情があって無理。
ネットには蘇我のクルマイベントも載っていたが、場所が遠くて却下。
野毛の大道芸は2日目もサウーヂが出演するらしかったが、出演時間がよく分からず、これも見送り。それで消去法というわけじゃないが、吉祥寺の音楽祭に行くことにした。
これならイベントは午後2時からだから、家でゆっくりできる。
中央線の車内で情報確認である。サンバは駅前から300mのところにあるコピス吉祥寺の前から、地元小学校の吹奏楽団の演奏のあとにスタートするらしかった。
演者は「インペリオ・ド・サンバ」という聞きなれないチームだ。こういう場合、各サンバチームの有志が集まった臨時チームと考えたほうがいい。
現場に着いたのは2時の3分前だったが、演奏は2時10分から始まるとのことだった。見覚えのあるカメコがちらほらいるが、やや少ない。サンバカメコが平塚に行くとは思えないが、蘇我に行くとも思えない。野毛と青砥に散っているのだろうか。とはいえまだ4月だというのに、ずいぶん選択肢があるものだ。
ただ、少数でもサンバカメコがいるのは心強い。自分の選択が間違っていないことを意味するからだ。
ステージの脇からサンバダンサーがぞろぞろ出てきて、道沿いにスタンバイした。その数、20人近くいる。
彼女らは最終的にはステージに上るのだろうが、視界にサンバダンサーがいれば、カメコはそちらに流れる。ステージ前の最前2列がそっくりいなくなって、オレはあんぐり。吹奏楽団には申し訳ないが、オレもそれに従った。
インペリオは先頭からダンサー集団、マランドロ、バテリアと位置し、その後方にもダンサーがスタンバイしていた。バイアーナもいて、〆はポルメスだ。たぶんバテリアよりダンサーのほうが多いはずで、かなりの豪華版である。
タンガダンサーは見た方ばかりで、リベルダージ、アレグリアらの混成チームだった。彼女らを拝見するのは半年ぶりだが、いつもネットで見ているせいか、そんな気がしない。今年初踊りのひとも多いと思うが、陽気も暖かくなってきて、カラダがうずいているのでないだろうか。
スタート前なのでダンサーはパレオをまとっている。ステージでは小学生の演奏が始まったが、オレたちが動くはずもなく、遠くから聴くのみ。
しばらくして、ダンサーがパレオを取った。
みなさん露出が激しく、これを書いたらミもフタもないが、プリン、としたお尻がかわいらしい。タンガはこんなに露出していただろうか。
やはり現場から離れて半年、(先月、いくつかサンバは見たものの)タンガダンサーを見る目が新鮮になってしまったようだ。
だがカメコが少ないからか、みんなあまり撮影していない。こうなるとオレも右へならうしかない。
オレ一押しのダンサーは、中近東っぽいデザインのタンガで青羽根をまとっているひとだ。サンバなのに踊りがゆったりとしていて、独特だ。ちょっと妖艶で、プロポーションもよい。
サンバの演奏が始まり、隊列が進行し、ステージにはダンサーが3人単位で上がった。
沿道の見物客は多い方ではないが、それでも人の頭が邪魔で、ステージ上のダンサーは上半身しか見えない。これでは撮影意欲も薄れる。
その後、隊列はゆるゆるとアーケード街へ向かった。ここを通り、駅前の平和通りを行進するのだ。
オレは何となく撮影するのだが、まだ体はシーズンオフなのか、今一つ乗らない。見物客に一般人が多いことも、オレをやや道徳的にさせた。
駅前の平和通りに出たところで、演舞が終った。でもこれだけのメンツを揃えて、これでお開きということはないだろう。しばし休憩して、案の定、再び行進が始まった。
青羽根のダンサーはいつも通りのゆったりとした踊り。見物客は魔術をかけられているようにも見える。
中学生だか高校生だかの女子2人が、タンガダンサーの恰好に驚いている。
「Tバック…キャー」
私たちには穿けない、といっているふうだったが、案外着用して踊ってみたい願望もあるのではなかろうか。それをオレたちが撮らせていただけるなら、どっちもWIN・WINだ。
ちょうど陽も照ってきて、絶好の撮影環境…というよりも、真夏を想起して、気分がよかった。
あの緑のダンサーは、静岡チームの所属ではないか? なぜか羽根を外して、元気に踊る。ウエストからヒップにかけてのラインが芸術的なまでに美しい。彼女のアピールポイントだと思う。
オレも連写モードに切り替えて、バシャバシャ撮る。何となく調子が乗ってきた。
タンガダンサーは全体的に本調子ではない感じだったが、ダンサーもバテリアもバイアーナもマランドロも子供ダンサーもポルメスも楽しく踊り、見物客も盛り上がって、パレードは3時10分ごろに終了した。
オレは体調がすぐれなかったが、チームのパワーを目の当たりにして、少しだけ元気になった。明日への活力をもらえた。ありがとう、ありがとう。
サンバを見始めたのに終わってしまい、泣いてしまった小さな女の子がいた。帰りかけたダンサーが駆け寄って、声を掛けていた。女の子の機嫌も良くなったようだ。
彼女は未来のダンサーだね。
ところが朝起きたら、表で雨の音がしていて、行くのがイヤになった。
ミス湘南は2年前から、出場者の顔写真が前もって、ネットで確認できるようになった。これはいいことである。しかし…出場者は例年25人前後いるが、今年は18人。これは少ない。
しかも参加費が今年から3,500円になった。数年前に3,000円にあがったばかりだから、けっこうな値上げ攻勢である。
現地の雨はあがっているだろうし、素人女性の水着姿を撮影できるのはうれしいことだけれども、この雨が決定打となり、オレは行くのをやめた。オレも歳を取った、ということだ。
となれば第二候補を考えねばならぬ。青砥のカリエンテスもいいが、事情があって無理。
ネットには蘇我のクルマイベントも載っていたが、場所が遠くて却下。
野毛の大道芸は2日目もサウーヂが出演するらしかったが、出演時間がよく分からず、これも見送り。それで消去法というわけじゃないが、吉祥寺の音楽祭に行くことにした。
これならイベントは午後2時からだから、家でゆっくりできる。
中央線の車内で情報確認である。サンバは駅前から300mのところにあるコピス吉祥寺の前から、地元小学校の吹奏楽団の演奏のあとにスタートするらしかった。
演者は「インペリオ・ド・サンバ」という聞きなれないチームだ。こういう場合、各サンバチームの有志が集まった臨時チームと考えたほうがいい。
現場に着いたのは2時の3分前だったが、演奏は2時10分から始まるとのことだった。見覚えのあるカメコがちらほらいるが、やや少ない。サンバカメコが平塚に行くとは思えないが、蘇我に行くとも思えない。野毛と青砥に散っているのだろうか。とはいえまだ4月だというのに、ずいぶん選択肢があるものだ。
ただ、少数でもサンバカメコがいるのは心強い。自分の選択が間違っていないことを意味するからだ。
ステージの脇からサンバダンサーがぞろぞろ出てきて、道沿いにスタンバイした。その数、20人近くいる。
彼女らは最終的にはステージに上るのだろうが、視界にサンバダンサーがいれば、カメコはそちらに流れる。ステージ前の最前2列がそっくりいなくなって、オレはあんぐり。吹奏楽団には申し訳ないが、オレもそれに従った。
インペリオは先頭からダンサー集団、マランドロ、バテリアと位置し、その後方にもダンサーがスタンバイしていた。バイアーナもいて、〆はポルメスだ。たぶんバテリアよりダンサーのほうが多いはずで、かなりの豪華版である。
タンガダンサーは見た方ばかりで、リベルダージ、アレグリアらの混成チームだった。彼女らを拝見するのは半年ぶりだが、いつもネットで見ているせいか、そんな気がしない。今年初踊りのひとも多いと思うが、陽気も暖かくなってきて、カラダがうずいているのでないだろうか。
スタート前なのでダンサーはパレオをまとっている。ステージでは小学生の演奏が始まったが、オレたちが動くはずもなく、遠くから聴くのみ。
しばらくして、ダンサーがパレオを取った。
みなさん露出が激しく、これを書いたらミもフタもないが、プリン、としたお尻がかわいらしい。タンガはこんなに露出していただろうか。
やはり現場から離れて半年、(先月、いくつかサンバは見たものの)タンガダンサーを見る目が新鮮になってしまったようだ。
だがカメコが少ないからか、みんなあまり撮影していない。こうなるとオレも右へならうしかない。
オレ一押しのダンサーは、中近東っぽいデザインのタンガで青羽根をまとっているひとだ。サンバなのに踊りがゆったりとしていて、独特だ。ちょっと妖艶で、プロポーションもよい。
サンバの演奏が始まり、隊列が進行し、ステージにはダンサーが3人単位で上がった。
沿道の見物客は多い方ではないが、それでも人の頭が邪魔で、ステージ上のダンサーは上半身しか見えない。これでは撮影意欲も薄れる。
その後、隊列はゆるゆるとアーケード街へ向かった。ここを通り、駅前の平和通りを行進するのだ。
オレは何となく撮影するのだが、まだ体はシーズンオフなのか、今一つ乗らない。見物客に一般人が多いことも、オレをやや道徳的にさせた。
駅前の平和通りに出たところで、演舞が終った。でもこれだけのメンツを揃えて、これでお開きということはないだろう。しばし休憩して、案の定、再び行進が始まった。
青羽根のダンサーはいつも通りのゆったりとした踊り。見物客は魔術をかけられているようにも見える。
中学生だか高校生だかの女子2人が、タンガダンサーの恰好に驚いている。
「Tバック…キャー」
私たちには穿けない、といっているふうだったが、案外着用して踊ってみたい願望もあるのではなかろうか。それをオレたちが撮らせていただけるなら、どっちもWIN・WINだ。
ちょうど陽も照ってきて、絶好の撮影環境…というよりも、真夏を想起して、気分がよかった。
あの緑のダンサーは、静岡チームの所属ではないか? なぜか羽根を外して、元気に踊る。ウエストからヒップにかけてのラインが芸術的なまでに美しい。彼女のアピールポイントだと思う。
オレも連写モードに切り替えて、バシャバシャ撮る。何となく調子が乗ってきた。
タンガダンサーは全体的に本調子ではない感じだったが、ダンサーもバテリアもバイアーナもマランドロも子供ダンサーもポルメスも楽しく踊り、見物客も盛り上がって、パレードは3時10分ごろに終了した。
オレは体調がすぐれなかったが、チームのパワーを目の当たりにして、少しだけ元気になった。明日への活力をもらえた。ありがとう、ありがとう。
サンバを見始めたのに終わってしまい、泣いてしまった小さな女の子がいた。帰りかけたダンサーが駆け寄って、声を掛けていた。女の子の機嫌も良くなったようだ。
彼女は未来のダンサーだね。