ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

今年は早かった

2016-03-13 21:17:54 | サンバ2016
5日朝、遅く起きてトイレに入りスマホをいじったら、ブックマークしている某ブログをたまたまタッチしたようで、そこにサンバ情報が書かれてあった。
ちょうどこの日、港区増上寺でサンバがあるとのことだった。世界の踊りイベントの一環で、サンバがトリとして出場するらしい。
冬でもサンバは見に行かねばならん、とこの前書いたが、それも距離と演舞時間と出演チームによる。最寄り駅の浜松町ならそんなに遠くないし、第一5日は近くに行く予定もあった。サンバの演舞時間は30分一本と短いが、これも場所が近いので問題ない。
演者はアハスタォンだそうで、オレの好きなチームだ。昨年秋同所で行われた港区民まつりでは、彼ら出演のサンバが雨天中止になっていた。今回はその雪辱戦になる。
サンバカメコの名にかけても、やっぱり行くっきゃないのであった。

今回の正式イベント名は「港区ワールドカーニバル」。
当日は11時からベリーダンスがあり、サンバカメコならこれも鑑賞したいところ。
だけどその後の出し物がいまひとつで、これじゃあ間が持たんと、つい家でのんびりしてしまった。
午後にゆるゆると出動したが、会場ステージは増上寺境内手前の踊り場ではなく、その手前の参道、各国のブースが連なっている中にこぢんまりと造られていた。スケールは小さくなるが、このほうがダンサーを間近で撮れるので、却って好都合だ。
そのステージは13時30分からのナイジェリアダンスが終了したところで、タイミングが悪かった。
次のめぼしい踊りは14時30分からのウズベキスタンダンス、その後にサンバだから、まだまだ時間がかかる。

ウズベキスタンダンスは、ダンサーは2人だったがコミカルかつ妖艶な踊りで、踊りのエピソードなんかを事前に聞いたから、けっこう興味深く鑑賞してしまった。
ここで女性司会者が、3時半からサンバだから、その時までには戻ってきてくださぁい、と言ってくれた。この気遣いがうれしい。
15時20分に戻ると、多くの観客が集まっていた。観客席にはカメコの姿も見えるが、数は少ない。やはり冬眠中が多いのだ。
15時30分になったが、サンバは向こうの飲食ブースからスタートするとのこと。よく考えたら、ここまでダンサーの姿を見なかったのだから、彼女らがほかからやってくるのは当然。それに思い至らないとは軽率だった。
オレは焦りつつそちらへ走る。観客席の最前列で待機するのもいいけれど、こういう時は指をくわえて待っていなければならない。だからオレは椅子席に座らないのだ。
バテリアは10人前後、ダンサーは2人いた。まだシーズンオフだからこんなものだ。バテリアは黒のTシャツ姿でカッコイイ。ダンサーはもちろんタンガだが、寒くはなかったと思う。
その後ダンサーが2人増え、これで形となった。
空は曇天で撮影は難儀だが、そもそもカメコの姿が少ないので、何となく撮影を躊躇してしまう。
それはともかく、4ヶ月ぶりに聴くサンバのリズムはやはりいい。オフシーズンはビデオやYouTubeでサンバを聴くけれど、やはり生の迫力には敵わない。
彼らは飲食ブースを練り歩き、ステージに向かう。その後を金魚のフンのようについて行くオレ。本当にバカだと思う。
ポルタバンデイラが合流し、もう立派な形だ。ステージでは脇にバテリアが退き、ダンサーが上で踊る。ひとりずつ見せ場を作って、これがさっきのダンスとは比べものにならないくらいセクシーだ。オレの昨年のサンバ初観戦は7月だったからまだ体が戸惑っているが、何となくアドレナリンも放出されてきた。
ビデオクルーも撮影しているが、どこかで放映されるのだろうか。
マランドロも軽快なステップを見せ、ダンサーが退場する。その後、バテリアによる楽器の紹介となった。
時間は15時50分を過ぎているから、ダンサーはお役御免か。
でもそれは杞憂で、楽器の紹介が終わると、改めてダンサーが登場した。
ダンス教室となり、ダンサーがステップを踏む。オレは撮影に夢中でできないが、子供たちは楽しそうに踊っている。やがて子供たちもステージに上がり、いっしょに踊る。一部のダンサーが再び観客席に下りて、会場全体がサンバステージになった。



最後はダンサーがステージ上で踊り、大きく盛り上がって、幕となった。時に16時10分、閉場時間をオーバーして、ずいぶんサービスしてくれた。ありがとう!
3月上旬のサンバは無理があるかと思ったが、ふつうにできた。1月にもサンバがあったし、これからは1年中行われるかもしれない。

人間、歳を取るといろいろ面倒なことが起きてイヤだよね。少なくともオレは数年前のように、純粋にサンバを楽しめる心境にない。
だから会場では苦虫をかみつぶしたようなシケた面で撮影しているけれど、サンバチームには本当に感謝しているのだ。
今年もよろしくお願いします。

真冬にサンバ、に思う

2016-03-06 10:54:42 | いろいろ
1月の下旬、ネットのサンバスレに、サンバの情報が出ていた。1月31日・日曜日に、三軒茶屋でサンバイベントが行われるとのことだった。
でもオレはこの時期、真人間に戻っているし、そもそも真冬にサンバはタンガダンサーが出ないだろうと、それほど重要視していなかった。
ところがイベント後のニュースによると、実際はタンガダンサーが出たというから驚いた。演者はバルバロスとフェスタンサで、踊ったバルバロスダンサーは、
「寒かったけど、踊っているうちに暖かくなりました」
と頼もしいコメントを寄せた。
真冬にサンバを依頼した商店街関係者に敬服するが、タンガで踊ったダンサーもすごい。
それにしても、内側からふつふつと湧き上がってくるこの悔しさはどうだ。

行けばよかった……!!

オレは、サンバ観戦は夏まで封印、と述べてきた。でも数年前は某所のさくらまつりでサンバを見損ねて盛大に後悔したことがあったし、今回のしまった感もハンパではない。
結局オレは、タンガダンサーが見られればいつでもいいのだ。オレは自分の心に偽っていた。今後シーズンオフにサンバがあったら、可能な限り見に行こうと思った。