はじめに
ちょっとややこしい話です。
コーヒー専門店としてオープンして大きな課題があります。
どうやって、一般的な人に美味しいコーヒーを普通に飲んでもらうか、
毎日の生活の中でも、
どうやって日常的にしっかりした珈琲を根付かせていけるか
ということです。
突然
ちょっと真面目に大きなことを書いてしまいます。
先日、ある会にうちのコーヒーを提供させてただいて
大変喜んでいただきました。
「普段飲めないような高級なコーヒー飲ませていただいてありがとうございます」
っというようなニュアンスのことをよく言っていただきます。
とてもうれしいのですが、このような言葉をお聞きするたびに
まだまだ、コーヒーの価値と一般的な方の価値観に大きな溝があるのだと
痛感してしまい、グサリと心に突き刺さります。
以前どこかで言われた「あの高いコーヒー屋さん」
っという言葉は常に私のハートに刺さっています。
これが今の一般的な方の率直な意見だとしっかり受け止めています。
今流行りのコンビニコーヒーが1杯100円。
缶コーヒーは1本120円。
サーカスブレンドが100ｇ550円。
単純に1杯分10ｇ使ったとして1杯55円。
倍ほどするコンビニコーヒーの方が高級なお値段なはずです。
でも、このように
なかなかコーヒーはハードルが高いと考えられがちです。
一番単純な形でいうと
コーヒーメーカーなら
ペーパーセットしてコーヒー粉入れて
水入れてスイッチ入れるくらいの手間で
に自分の気に入ったいいコーヒーが飲めます。
珈琲豆にも100ｇ100円くらい激安コーヒーもあります。
でも、価格とは安いのは安いだけの理由があり
価値のあるものにはそれなりの正当な価格があります。
先日、商工会議所の創業3年目までの方対象の
「相手に伝わるプレゼン術」というセミナーに参加してきました。
その中で、「伝える」「伝わる」の違いというところで
目からうろこな話があがりました。
コーヒーは知られているようで知られていないもので
「わかりやすくする」ということは
今までも意識してきたつもでした。
あまり意識してなかったのですが重要な点として
「聞く姿勢」と作り出す、つまり、
「興味をもってくれそうなこと」を提案することで
共感し理解して行動に移すということがありました。
お店に来て下さる方は
ある程度コーヒーに興味関心のある方なので
あまりその点は気にしてなかったですが
一般的な方に興味を持ってもらうためには
その「興味を持ってもらうこと」を提案するということが
重要ということだと感じました。
今のコーヒー業界においても
特に今流行っている（？）高品質コーヒーの分野において
一部の興味ある人たちだけが、盛り上がっていて
あえて一般の人たちには、わかりにくくしているような傾向があるように感じています。
これから重要なのは、いかに「興味をもってくれそうなこと」が
コーヒー業界として提案して、
今はコーヒーに興味のない人に「聞く姿勢」を作っていけるかだと思います。
コンビニコーヒーが普及して今まで缶コーヒーを飲んでいた人が
どんな品質のものであれ挽きたてのコーヒーの味が広まって
そこから多少なりとも、新たにコーヒーに興味を持つ人が増えている今は
ある意味チャンスなんだと思います。
なかなか画期的なアイデアがありませんが
取りあえず自分のできることとして
興味を持ってもらえる楽しいお店にしていきたいと思います。
そして、幅広くいいコーヒーが広めていきたいと思います。
価格変更前に、「価格と価値」いろいろを考える中で
思うところを書いてみました。
それと
セミナーに行かせていただいたので
会社でいるレポート提出のつもりで
思うところをツラツラ書いてみました。
まとまりのない文章ですいません。
セミナー帰りに
今回、卒園する次女の同級生のお父さんがされているお店に行かせていただきました。
「はじめての一人飲み」という「はじめてのおつかい」的なドキドキ感で
お店にいきました。
カウンターでいただいていたのですが
営業時間もとっくに過ぎるくらいお付き合いいただいて
帰ったら1時半・・・
次女は卒園して友達とは離れしまいますが
お父さん同士が離れられない中になってしまいました（笑）
いいお店なので是非！
酒菜 石慶
京都市上京区大宮通丸太町東入る857番地3
ご予約：075-842-0705（PM2時以降）
営業時間／昼 11:30～14:00 （L.O. 13:30）
夜 17:00～24:00 （L.O. 23:30）
http://www.sekkei-jazz.jp/
こんなけコーヒーの話ししておいて
最後はホタルイカ
